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日本人アーティストが描く「モンストレス」が、“コミック界のアカデミー賞”「アイズナー賞」で5冠! 翻訳版1・2巻を発売中~電子書籍の無料お試し版も

[2018/7/26 19:54]

 2018年7月19日~22日にアメリカで開催されたコミコン・インターナショナル(サンディエゴ・コミコン)で、日本人アーティストのサナ・タケダさんが作画した「モンストレス」が、“コミック界のアカデミー賞”「アイズナー賞(The Will Eisner Comic Industry Award)」で5部門を受賞しました。

 「モンストレス」は日本語翻訳版の1・2巻が発売中で、価格は各2,000円(税別)。電子書籍版もほぼ同価格で販売されています。また、電子書籍版はお試し版も配信中。

 「アイズナー賞」で受賞した5部門は以下の通り。「モンストレス」は、2017年にも「英国幻想文学大賞(British Fantasy Award)」の「コミック/グラフィックノベル部門(comic / graphic novel)」と、「ヒューゴー賞(The Hugo Awards)」の「ベスト・グラフィック・ストーリー部門(Best Graphic Story)」を受賞しています。

「最優秀継続シリーズ賞(Best Continuing Series)」
「最優秀10代向けコミックス賞(Best Publication for Teens (ages 13-17))」
「最優秀ライター賞(Best Writer)」
「最優秀アーティスト賞(Best Painter/Multimedia Artist)」
「最優秀カバー・アーティスト賞(Best Cover Artist)」

 「モンストレス」は、弁護士でありニューヨーク・タイムスのベストセラーリストに17を超える作品が入った人気小説家のマージョリー・リュウさんの作品。

 マージョリー・リュウさんは、コミックでは他に「X-23」「ブラック・ウィドウ」などの作品があり、MITのコミックのコースで教えています。マサチューセッツ州ケンブリッジ在住。

 作画を担当したサナ・タケダさんは、新潟県出身で東京在住のイラストレーター、コミックアーティスト。ゲーム会社セガのキャラクターデザイナーを経て、フリーランスのイラストレーターとして活動。

 今回受賞した「モンストレス」のほか、マーベルの「X-23」でもマージョリー・リュウさんと組んで制作。ほかに、マーベルの「Ms.Marvel」などを手がけています。現在は、「モンストレス」の連載を持ちながら、様々なプロジェクトを進行中とのこと。


[工藤ひろえ]