「いろんな意味で実写化できなそうと思う漫画ランキング」発表! 3位は「ドラえもん」、2位は「夏目友人帳」、1位はラッキースケベでお馴染みのあの作品!
近年は毎年いくつもの漫画が映画やドラマで実写化されています。実写化の権利をおさえるのも“青田買い”が進み、連載が始まるやいなや実写化の話がくることも珍しくないとのこと。
人気漫画にはもともと、ストーリーやキャラクター、世界観などに人を惹きつける魅力がある上、作品の知名度やファンを引き継げるというのも制作側からすると魅力のようです。
とはいえ、キャラクターの個性や能力、漫画内でのお約束の展開や舞台設定などを考えると、実写化が難しそうな漫画作品も多数存在します。
NTTレゾナントが運営するランキングサイト「gooランキング」では、実写化できなそうと思う漫画についてアンケート調査を実施。2,185票を集めた投票をもとに、ランキングを発表しました。
1位は「TO LOVEる -とらぶる-」!

「週刊少年ジャンプ」で連載されたお色気漫画、「To LOVEる -とらぶる-」が1位に輝きました。「To LOVEる -とらぶる-」は、クラスメートから宇宙人まで、たくさんの美少女に好意を寄せられるハーレム状態の結城リトが主人公のラブコメディー作品。
宇宙人ララの発明が元凶となり、たびたび常軌を逸したトラブルに巻き込まれるところまでは何とか実写化できそうな気もしますが、その後のお決まりの展開である周囲の美少女と物理法則を無視したラッキースケベを引き起こし、現実ではあり得ないような展開を発生させます。
このようなお色気描写は少年誌の限界と言えるほど過激。そんな過激すぎる描写の実写化が不可能と思われたようで、1位となりました。
2位は「夏目友人帳」!

心優しい人間と妖(あやかし)の物語、「夏目友人帳」が2位にランク・イン。祖母の形見である「友人帳」を手にした主人公・夏目貴志が、さまざまな妖怪に名を返していく物語。
登場する妖怪の数が多いことや、丸いフォルムのニャンコ先生を実写でどのように再現するか、登場人物のキャスティングにもさまざまな議論が繰り広げられそうです。
また、作品に漂う独特の空気感を実写でどう醸し出すことができるかも難易度が高そう。すでに高い人気を得ている作品だけに、実写化はいろいろな意味で波紋を呼びそうだと考えられたようで2位となりました。
3位は「ドラえもん」!

多くの人が知っている国民的漫画「ドラえもん」が3位となりました。
すでに舞台化がされていたり、大人になったのび太たちという設定でトヨタ自動車のテレビCMに起用されたことはありましたが、実写映画・ドラマ化はされていません。
漫画通りの設定で実写化するとなると、ドラえもんはCGで忠実に再現したとしても、キャストは子どもばかり。日本の漫画・アニメを代表する人気作だけに各キャラクターのイメージは広く浸透していて、原作のイメージを外れることへの抵抗は大きそうです。
実写化される場合は、タケコプターで空を飛ぶシーンや、どこでもドアでしずかちゃんのお風呂場に移動してしまうおなじみのシーンなど、ひみつ道具の表現方法も気になるところです。
TOP10はこちら!
TOP10には、ラブコメディーやギャグ漫画が8作品ランクインしました。
キャラクター的にも世界観的にも、誇張した表現やぶっとんだギャグ設定がある作品は、現実世界から大きく乖離しないことが多いシリアス作品よりも実写化が難しいようです。
「キャプテン翼」はサッカー漫画。それだけを見れば実写化は難しくなさそうに感じますが、ファンから“人外魔境”と言われるシュートなど、必殺技で生身の人間には無理と思われるものがあります。熱いファンも多い大人気作品のため、生半可な覚悟では実写化してほしくないという願いも込めてのランク入りのようです。
4位の「しろくまカフェ」は登場するのがすべて動物。全員が着ぐるみで実写化というのは厳しいものがあり、かといって毛皮を着せたメカを作っての特撮はコストがかさむ、全CGならアニメでいいのでは?…などなどを考えると、「いろんな意味で実写化できなそう」というお題にぴったりハマってしまうようです。
gooランキングでは、58位までの全ランキングを公開しています。
<いろんな意味で実写化できなそうと思う漫画ランキング TOP10>
1位:To LOVEる -とらぶる-
2位:夏目友人帳
3位:ドラえもん
4位:しろくまカフェ
5位:キャプテン翼
6位:うる星やつら
7位:五等分の花嫁
8位:ケロロ軍曹
9位:ボボボーボ・ボーボボ
10位:ハイスクール!奇面組