方言がかっこいい都道府県ランキング! 3位は広島県、2位は大阪府。1位は“萌える方言”としても人気急上昇中のあの方言!
旅行や出張の際、その地域の方言を聞くと「ああ、地元を離れたんだな」と感じます。
テレビ普及以後に育った世代は標準語も話しますが、地域ごとに定着した独特の方言はまだまだ残っています。
特産物にその地方独特の呼び名があったり、地方の風習から生まれた言葉があったりと、方言はまさに地域の特色を映す鏡のようなもの。地域ごとにある方言ですが、他地域で育った人が聞くと「かわいい」と感じたり「かっこいい」と感じることがあります。
NTTレゾナントが運営するランキングサイト「gooランキング」では、方言がかっこいいと思う都道府県について調査。2,937票が寄せられたアンケート結果をもとに、ランキングを発表しました。
1位は「福岡県」!

1位にランク・インしたのは「福岡県」でした。
福岡県の方言としては、福岡市を中心に使われている「博多弁」が有名。博多華丸・大吉さんをはじめ、九州出身の人気お笑い芸人が博多弁を使っているため、テレビなどで耳にする機会も少なくありません。また、「博多っ子純情」など、福岡を舞台にした漫画や映画、ドラマ作品も多く、他の都道府県の人にもなじみのある方言になっているようです。
以前は男らしいイメージで知られていましたが、昨年は博多弁の女の子を主役にしたドラマ「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」が放送され、親しみやすくかわいい印象の方言としても人気上昇中です。
2位は「大阪府」!

2位に選ばれたのは、お笑いと食い倒れでおなじみの「大阪府」でした。
関西出身のお笑い芸人がテレビなどでよく使っているため、数ある方言の中でも特に知名度が高い大阪弁。リズミカルで歯切れの良い言い回しが、かっこいいと感じるポイントなのかもしれません。
明るくて威勢が良いだけでなく「なんでやねん」「知らんけど」など、言いにくいことを険悪なムードにならないように伝えられる応用力の高さにも魅力を感じる人が多いようです。
3位は、「広島県」!

僅差で3位になったのは「広島県」でした。
広島の方言は、広島市や呉市で使われる安芸の方言と、福山市で多く使われる備後の方言に分けられます。広く知られているのは安芸の方言ですが、いずれも「男らしくてかっこいい」というイメージを持っている人が少なくないようです。
任侠映画でよく使われていたのも、このイメージにひと役買っている可能性がありそうです。任侠映画の全盛時には、映画館を出る際につい語尾が「~じゃけえ」になってしまというファンもいたのではないでしょうか。
TOP10はこちら!
TOP10には、映画・ドラマなどによく登場する地域の方言がランクインしました。
4位の京都府は、はんなりした京都弁でおなじみ。長い間日本の首都として栄えた地域だけに、洗練された柔らかさを感じます。5位の高知県は、明治維新といえば必ず登場する坂本龍馬を描くドラマや映画で土佐弁がおなじみ。
6位の北海道は、本州のいろいろなエリアから移住してきた人が開拓したという歴史から、あまり方言の癖が強い印象がありませんが、2018年のピョンチャンオリンピックでは、カーリング女子の「そだねー」などが可愛らしいと話題になりました。
7位には東京都がランクイン。東京都にはもともと「山の手言葉」「江戸言葉(下町言葉)」「多摩弁(武州弁)」があり、このうち「山の手言葉」が標準語のベースになっています。
gooランキングでは、47都道府県の全ランキングを公開しています。
<方言がかっこいい都道府県ランキング TOP10>
1位:福岡県
2位:大阪府
3位:広島県
4位:京都府
5位:高知県
6位:北海道
7位:東京都
7位:沖縄県
9位:青森県
10位:鹿児島県