追悼してほしい派？　それとも全削除派？　～Facebookで追悼アカウント管理機能や自動削除が日本でも利用可能に

　Facebookは、亡くなった後の追悼アカウント管理人をユーザーが生前に指定できる新機能を日本でも提供開始しました。米国では今年2月から追加された新機能で、今回日本のほか、オーストラリア、ニュージーランドでも利用できるようになりました。

　追悼アカウントの設定は、[設定]→[セキュリティ]→一番下の[追悼アカウント管理人]をクリックすれば行えます。

　追悼アカウント管理人に指定された人は、追悼と表示されたタイムラインで一番上に表示される投稿ができ、通夜や葬儀の案内を告知して知らせることができます。新たな友達リクエストへの対応、プロフィール写真とカバー写真の変更も可能です。

　追悼アカウント管理人を指名する際に許可すれば、Facebook上でシェアされていた写真や投稿、プロフィールなどのアーカイブのダウンロードも追悼アカウント管理人が行えるので、Facebookでつながっていなかった遺族に渡すといったことも可能になります。

　なお、管理人であっても、追悼アカウントに本人としてログインすることはできず、故人のプライベートなメッセージは閲覧できません。他人に見られたくない仕事やプライベートなメッセージ交換をしている場合も、そうしたやりとりが見られる心配はないというわけです。

　また、ユーザーは追悼アカウントに切り替える代わりに、自身の死後にFacebookアカウントを永久に削除するという選択も可能となっています。