IT・スマホ

エプソンからトレッキング用ウォッチ「WristableGPS for Trek」~3D標高ナビが目的地までの距離、標高をガイド

[2015/7/27 15:00]

 エプソンは7月27日、GPS機能付きトレッキングギア「WristableGPS for Trek」を8月7日に発売すると発表しました。市場予想価格は、ブラックの「MZ-500B」とシルバーの「MZ-500S」とも4万円台後半(税別)。

 エプソンはセンシング技術を活用したウェアラブル機器「WristableGPS」シリーズのランニング向け、ゴルフ向けをこれまでに発売。新商品は初のトレッキング向けとなります。発売にあたってスペシャルサイトも公開。スペシャルゲストへのインタビューや、登山に役立つ機能などを具体的に紹介しています。


左:MZ-500B(ブラック) 、右:MZ-500S(シルバー)。画面は、3D標高ナビゲーション画面


 「MZ-500B」「MZ-500S」は、5つのセンサー「GPSセンサー」、「地磁気センサー」、「加速度センサー」、「温度センサー」、「気圧センサー」から得られた情報を独自アルゴリズムにより、さらに精度を高めるセンサー・フュージョン・テクノロジーを搭載。

 一般的なアウトドアウォッチでは標高計測は気圧計から算出するところ、「MZ-500B」、「MZ-500S」は自社開発の高精度GPSセンサーを搭載し、気圧センサー、温度センサーとの併用により標高精度を向上させたとのことです。

 本体にはナビゲーション機能を搭載していて、さまざまなルート設定が登録可能。また、「3D標高ナビゲーション機能」により、「あとどれくらい歩くのか」だけではなく、「あとどれくらい登るのか」を視覚的に確認できます。

 本体重量は65g。バッテリー稼働時間も高精度モード(GPS毎秒計測)で46時間、長時間モード(間欠計測)で110時間。時計表示モードでは30日間の連続稼働が可能(1日10時間スリープさせた場合)。

 堅牢性では、10気圧防水に対応し、本体に優れた強度・剛性のレニーRを使用しているため岩場などでも傷がつきにくいとのこと。急な気候変化に対応できるよう、風防ガラスへの防曇処理も施されています。

 本体には5つのボタンを配置し、右側の3つボタンにはステンレススチール素材を使用。その裏側には誤作動防止用のカバーも付いています。

 登山ルートの作成は専用ウェブアプリ「NeoRun」を使って作成できるほか、登山者向けコミュミティサイトなどで公開されているルートデータ(GPXファイル)をダウンロードして本体に登録することも可能です。

 アプリの提供により、登山準備時にも登山ルートの登録・読込みができ、登山後にも振返りができるほか、SNS連携にも対応しています。


専用ウェブアプリケーション「NeoRun」


専用スマホアプリ 「Epson Run Connect for Trek」


[工藤ひろえ]