IT・スマホ

富士通がユーザーにWindows 10アップグレードによるトラブルで注意喚起、アップグレード取り消し方法を案内

[2015/8/18 11:55]

 富士通がWindows 10公開後、アップグレードを行ってパソコンが操作できなくなり、修理が必要になるケースが急増しているとして、メールでWindows 10に対応しない旧機種を持つユーザーに注意を促しています。

 富士通では、サポートページのQ&AでWindows 10へのアップグレード取り消し方法を7月から案内しています。

 画面キャプチャを入れて1ステップずつ案内されていて、他メーカーのパソコンでも取り消し操作は同じなのでWindows 10へのアップグレードを取り消したい場合は、参照することをおすすめします。他の人から取り消し方法を聞かれた場合もこのページを案内すればOKなので、よくパソコンの操作について聞かれる人は、ブックマークしておくと良いかもしれません。


FMVサポートのQ&Aコーナー。Windows 10へのアップグレード取り消し方法を案内しています。


 Windows 7とWindows 8.1では、Windows 10への無償アップグレードが提供されていますが、Windows 7は2009年秋にリリースされたOS。ノートパソコンでは省エネのために電源コントロールなどメーカー独自で開発している部分も多いため、Windows 7リリース当初のパソコンでWindows 10が無事動くかどうかは、やってみないとわからない面があります。

 これは富士通だけの問題ではなく、他メーカーでも「Windows 10にアップグレードしたが動かなくなった」といった修理依頼が入って「このモデルでは不具合が出る」ということが確認できるといった状況があると思われます。

 Windows 10への無償アップグレードは7月29日の提供開始から1年間提供されます。Windows 7のちょっと古いノートパソコンでは、あわててアップグレードせず、半年ほど経ってからメーカーのサポートページを参照したり、ネットで情報を収集するなど、状況を見てからの方が良さそうです。

[工藤ひろえ]