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iPhone 6s/6s Plus発売で、SDカードスロットのないiPhoneの乗り換え、バックアップに便利な「Wi-Fi SDカードリーダー」が人気

[2015/10/6 12:03]

 iPhone 6s/6s Plusが発売され、従来のiPhone機種から乗り換える人が多い時期、ラトックシステムの「Wi-Fi SDカードリーダー」が人気商品となっています。実売価格は4,000円前後。

 「Wi-Fi SDカードリーダー」は、SDカードを挿入してWi-Fiストレージとして利用可能。専用アプリ「My WiDrawer」を使ってiPhoneなどSDカードスロットのないスマホのデータをWi-Fi接続でSDカードに書き出してバックアップしたり、SDカードに保存したデータを読み込むことができます。microSD変換アダプターを利用すれば、microSDカードも利用可能。

 ファイル一覧表示やファイルの読み書き、電話帳のバックアップ、カメラロールへの一括コピーなどが専用アプリ「WiDrawer」から簡単に行えます。

 Wi-Fi接続のSDカードリーダーは何年も前からある製品ですが、従来はWi-Fiで接続する場合に接続先にSDカードリーダーを選択して接続することで、インターネットと接続するWi-Fiと切り替える形になるものも多く、SDカードリーダーを使っている間はインターネットが利用できない点がちょっと不便でした。

 「Wi-Fi SDカードリーダー」はブリッジ接続に対応しているので、「Wi-Fi SDカードリーダー」をふだん接続しているルーターに接続することで、同じ無線LAN上にあるプリンターをパソコンから利用するように、スマホやタブレット側の接続をふだん利用しているWi-Fiから切り替えることなく利用することも可能です。

「Wi-Fi SDカードリーダー」の利用イメージ

 iPhoneのバックアップはiTunesでも行えますが、「Wi-Fi SDカードリーダー」はiOS、Android OS、Windows、Mac OSに対応しているので、スマホやタブレットにアプリをインストールするだけで、特定のパソコンだけでなくさまざまな機器でSDに保存したデータを利用できる点が魅力です。

 ただし、Android OS 4.4以降ではOSの仕様により、専用アプリ「WiDrawer」からAndroid端末に装着したmicroSDへの書き込みは行えませんので注意。

 SDカードスロットは、SDXCカード(128GB)まで対応。内蔵バッテリーは最大9時間の連続使用が可能なので、外出先などでACアダプタを一緒に持ち歩く必要がありません。

 Wi-Fiは、IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz)に対応しており、Wi-Fi同時接続台数は5台まで。「Wi-Fi SDカードリーダー」に保存したデータを他の人と共有することも可能です。暗号化方式は、WPA、WPA2、WPA、WPA2に対応。

 ボディカラーは接続コネクタは、USB Micro-Bで、本体充電およびパソコン接続に利用できます。サイズは約118×79×14mm、重量は約120g。

[工藤ひろえ]