iPhoneなどスマホでの動画撮影用ピンマイク新製品～音をモニターしながら録画可能、2人の話者同時収録もできる本格仕様

　スマホで動画を撮って動画共有サイトにアップロードすることも簡単にできる時代になりましたが、屋外など雑音の多い環境では、「映像はきれいなんだけど音がイマイチ」ということもよくあります。

　街を歩きながら説明をしたり、あるいは屋内でもプレゼン動画や商品説明などで音をクリアに録りたい時はピンマイクが便利です。ピンマイクは、テレビに出ている人が襟元や胸元に付けている小さなマイクで、ラベリアマイクとも呼ばれます。

　スマホで音声もクリアに動画撮影したい人に良さそうなスマホ向けピンマイクが、イタリアIK Multimedia社から発表されました。日本でも、島村楽器や御茶ノ水の楽器センターなど、楽器店を中心とした正規販売店で11月上旬から販売されます。価格はオープンプライスですが、市場想定価格はピンマイク1本の「iRig Mic Lav」が7,000円、ピンマイク2本セットの「iRig Mic Lav 2 Pack」が11,000円。

スマホでの動画撮影で、屋外やイベント会場など雑音の多いところで音声をクリアに録りたい時にはピンマイクが便利

　「iRig Mic Lav」は、iPhoneをはじめとしたスマホやタブレットなど、モバイル機器用に作られたピンマイクです。標準カメラアプリでのビデオ撮影時に使えるほか、ヘッドフォン出力端子も装備されているので、リアルタイム・モニターに対応したアプリを使えば、収音中の音をモニターすることができます。

　IK Multimedia社はリアルタイムモニターに対応した録音・編集アプリ「iRig Recorder FREE」のiOS版・Android版を提供しているので、ダウンロードすればスマホでリアルタイムモニターも簡単にできそうです。

左は「iRig Mic Lav」1本でリアルタイムモニターする場合の接続図。右は「iRig Mic Lav」2本で同時収録し、リアルタイムモニターをする場合の接続図。コネクタ端子はiPhoneのイヤホン端子と同様の、通常のステレオミニプラグ

　また、「iRig Mic Lav」は2つまでカスケード接続可能なので、2人の話者の話を同時に収録することも可能。インタビュー動画などで、取材者と取材を受ける人の双方の音を録りたい場合に便利そうです。

　iRig Mic Lavの無指向性コンデンサー・カプセルは30Hz～16kHzの収音に対応。息や風によるノイズを防止するポップシールド・フォーム（スポンジの防風マイクカバー）も同梱されています。胸元に止めるクリップも付属。マイクのケーブル長は150cm。