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サンディスク、世界初200GB microSDカードを12月に出荷開始~20時間分のフルHD動画が保存可能

[2015/11/11 14:57]

 サンディスク株式会社は11月11日(水)、モバイル機器向けに世界初の200GB microSDカードとなる「サンディスク ウルトラ プレミアムエディション microSDX UHS-Iカード」を12月に出荷開始すると発表しました。製品保証期間は10年間で、価格はオープン。

 200GBを実現するために、サンディスクは128GBの「サンディスク ウルトラ microSDXCカード」向けに開発した独自技術を活用し、より高いダイ当たりのビット数を達成できる新たな設計・製造プロセスを構築したとのこと。

 スマホもフルHDの時代ですが、200GBの大容量で20時間分のフルHD動画(1,920×1,080)が保存可能になります。

 最大転送速度は90MB/秒で、4.1GBの写真(平均ファイルサイズ3.5MB)をUSB 3.0リーダーで転送した場合には、1分間に最大1,200枚の写真が転送できます。

 サンディスクでは、ユーティリティアプリ「Memory Zone」もGoogle Playで無料配信しています。主要なAndroid搭載機器と互換性があり、データの場所の特定、整理、転送、バックアップなどの機能を提供。

 また、「Memory Zone」では、モバイル機器のメモリーレベルを監視し、内蔵メモリがユーザーの設定するしきい値を下回った場合に知らせる機能「OptiMem」が利用可能。しきい値に到達すると、「OptiMem」の機能により、古い写真や動画をmicroSDカードに自動的に転送することで、内蔵メモリーの空き容量を確保します。

 発売当初はGBあたり単価は現在販売されている128GBよりも高価になると思われるため一般ユーザー向けではありませんが、スマホでHD動画をよく録画するユーザーの場合は、購入を検討してみる価値はありそうです。

[工藤ひろえ]