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期間中に成田空港に行ったら絶対体験したい! 120分の動画をわずか10秒でDL、パナソニックが次世代無線LANの実験スポットを設置

[2016/2/2 17:23]

 パナソニックと成田国際空港は、次世代無線LAN規格の「WiGig」を使った実証実験スポットを設置すると発表しました。WiGigスポットの設置は2月18日(木)15時から2月26日(金)17;30までの期間限定。

 「WiGig」は、HD動画を無圧縮で送受信できる、動画などの大容量コンテンツ向けの新しい無線通信規格です。60GHz帯という非常に高い周波数帯域を使い、通信可能な距離が10メートルと短いこと、最大7Gビット/秒の高速伝送が可能な点が特徴です。

 今回の実証実験は、パナソニックが開発を進めるWiGig対応のミリ波アクセスポイントを使ったWiGigスポットを設置して、空港利用者に専用端末でダウンロード速度を体験してもらうもの。

 実証実験では訪日外国人観光客にも楽しんでもらえるよう、映像は日本のおもてなしをテーマにしたものを使用。実験に協力(体験)した人には映像を収録したDVDをプレゼントするとのことです。

 WiGigはIEEE 802.11adで規定される規格で、既存のWi-Fiとの親和性が高いのも特徴。QualcommやIntelなど、スマホやタブレットで使われるチップを生産するメーカーも積極的に取り組んでいて、ホームネットワークなど、近距離の次世代高速通信の本命とも言われます。

 WiGigスポットの設置は世界初。期間中に成田空港に立ち寄る機会があれば、ぜひ試しておきたいところです。

[工藤ひろえ]