スマホユーザーの7割以上が料金の値下げよりも「2年縛り撤廃」を希望！ 自動契約更新は「事前に通知してほしい」
株式会社ジャストシステムは、20～60代のスマホユーザー500名を対象に実施した「スマートフォンの契約に関する意識調査」の結果を発表しました。
調査は、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施したもの。男女別、年齢別のクロス集計データとしてまとめた全53ページの調査結果レポートは、「Marketing Research Camp」サイトで、
スマホユーザーの7割以上が、「料金の値下げ」よりも「2年縛り撤廃」を希望
調査でスマホの「料金の値下げ」や「2年縛りについての是正案」報道に関して聞いたところ、「データ通信などをあまり頻繁に利用しない人向けの値下げよりも、そもそも『2年縛り』を撤廃してほしい」と考えている人が70.4％と7割に上ることがわかりました。
2年縛り契約は自動更新され、違約金を徴収されない“解約月”はたった1カ月しかありません。このため、84.4％の人が「2年縛りは、通知もなく自動更新されるのではなく、事前に契約終了が近いことを通知してほしい」と回答しています。
2年縛りの自動更新については、2015年夏に日経BP社などが「大手3社が“2年縛り＆自動更新”を見直す方向」と報道していますが、ユーザーから悪評高い制度であるにも関わらず、現在までのところ是正されていません。
また調査では、半数以上が「2年縛り」を知っているつもりで認識違いをしていることが判明。スマホの「2年縛り」を知っていて、他の人にも説明できると回答したユーザーのうち、「2年縛り」について正しい回答を選択できた人は43.3％と半数に満たず、残りの56.7％の人は間違った認識を持っていることがわかりました。
思いついたその日のうちにスマホを解約できたは16.0％と、2割以下という結果も出ています。「1カ月以上かかってしまったことがある」人は13.8％、「挫折したことがある」人は13.4％、「2週間以上かかってしまったことがある」人は13.0％。
手続き的には難しくないはずなのですが、スマホの解約は意外にハードルが高いようです。
こうした「2年縛り」の煩わしさを嫌ってか、スマホユーザーの3人に1人が、次はSIMフリー端末を検討していることもわかりました。次のスマホはSIMフリー端末にしようと考えている人は35.2％で、年代別で見ると40代では42.0％が最多で、4割を超えています。