心拍変動解析で犬の気持ちがリアルタイムにわかる「INUPATHY(イヌパシー)」、クラウドファンディング開始
株式会社イヌパシーは、犬用ウェアラブルデバイス「INUPATHY(イヌパシー)」を開発し、Indiegogoでクラウドファンディングを開始しました。
「INUPATHY」はハーネス型のデバイスで、愛犬の胴に装着して使います。ベルト部分に心拍センサーが内蔵されていて、そこで検出された信号が、リアルタイムで背中のLEDランプの色と光り方に反映される仕組み。
心拍データからは、興奮度合、喜び度合、集中度合などの情報がわかるとのこと。これらの組み合わせから、愛犬の状態を色と光り方の変化でリアルタイムに知らせてくれます。
興奮時はレッド、リラックス状態はブルー、喜びはレインボー、集中しているときは点滅状態になるなど、顔を見ていてもわからない犬の気持ちを知ることができるというのは魅力。
開発者の株式会社イヌパシーCEO、山口譲二さんは信州大学生物学科修士課程を卒業後、システムエンジニアとして働きながら、「INUPATHY」の開発を手がけてきました。目標は「犬との関係がより縮まるツールを作ること」。
ハーネスが光るという発想は、開発初期の「飼い主がスマホの画面ではなく、愛犬を見るようにしたい」という思いから生まれたそうです。
プロトタイプの動画を見ると、そわそわしてLEDが赤く点灯していた犬が、飼い主に撫でられるとLEDが緑に変わり、落ち着いたことがわかります。
クラウドファンディングは、米カリフォルニア州のIndiegogo社のサービスを利用して行われています。Indiegogo社は世界最大級のクラウドファンディングサービスですが、各国通貨での決済には対応しておらず、決済はドル建て。
「INUPATHY」をクラウドファンディングで手に入れる場合の価格は、早割価格で149.99ドル(通常価格は199.99ドル)。日本からの購入も可能です。3月8日現在、1ドル=113.2円なので、日本円にすると約1万7,000円になります。