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Facebook疲れ、一番の理由は「リア充投稿にうんざり」。その一方で約半数が“盛った”投稿の経験ありと回答

[2016/3/11 06:48]

 株式会社タイムカレントは、「SNS投稿のリア充盛り」や「リア充疲れ」に関する実態調査の結果を発表しました。調査はFacebookを利用している20~40代の仕事をしているスマホユーザー655人を対象に実施、集計したもの。

 調査では、Facebookユーザーの4割強が“Facebook疲れ”を感じたことが「ある」と回答。 その理由の第1位は、「他人の『リア充』投稿にうんざりしてしまう」 で、40.2%と約4割のユーザーが“リア充投稿”にうんざりしていることがわかります。

 第2位は「タイムラインに入ってくる情報のチェックが追いつかない」で29.4%。第3位は「常にチェックをしていないと不安になる」が24.5%となりました。

“Facebook疲れ”、原因のトップは「他人のリア充投稿」


6割以上が“リア充投稿”に「イラッとすることがある」

 また、「Facebook疲れの要因となっている“リア充投稿”に対して、「友達や知り合いの“リア充投稿”を見てイラッとすることはあるか」聞いたところ、62.4%と6割以上が「ある」と回答。

 さらに、「“リア充投稿”の写真と聞いて、どのような写真をイメージするか」と聞いたところ、「友達の多さをアピールした写真」や「セレブチックを強調した写真」、「“盛り上がってる感”を強調した写真」など、ちょっとアピールの強い、“盛った”写真にイラッとくる人が多いようです。

 イラッとくる「リア充写真」に多いアピールとしては、「友達の多さ」 「セレブチック感」 「盛り上がってる感」 がトップ3。大人数で盛り上がったパーティ現場などからの写真投稿はイラッとさせる可能性が高いということになりそうです。

パーティや合コン、スキーや旅行など楽しいイベントの多い20代は、約1割が「毎回イラっとする」と回答


とはいえ、自分でもやってしまう“盛った”写真投稿~経験者は約半数

 一方で、“リア充投稿”について、自分自身の投稿で“盛った”写真を投稿した経験が「ある」人は54.2%と半数を超えています。

 “盛った”経験のある人に「何割くらい盛っているか」を聞いたところ、最も多かった回答が「2割」で40.4%、平均では「2.8割盛り」という結果に。他人の“リア充投稿”にうんざりしながらも、自分が写真を投稿するときにはついつい盛ってしまう人は少なくないようです。

自分自身の投稿で“盛った”写真を投稿した経験が「ある」人は54.2%と半数超え

 調査結果からは、多くの人が他人の“リア充投稿”に疲れを感じて、Facebookをやめたいと思うことがあるにもかかわらず、自分が投稿する際には自分を良く見せようと“盛った”投稿をしてしまうという矛盾したユーザー心理が伺えます。このあたりのジレンマも、“Facebook疲れ”の原因の1つと言えそうです。

[工藤ひろえ]