SNS疲れの人におススメ? “見たら自動的に消える”SNSは「疲れない」「思い切った投稿ができる」との調査結果
ジャストシステムは、「エフェメラル(消える)系SNS利用実態調査」の結果を発表しました。調査対象はスマホを持つ10~20代の男女1,000人。
アメリカでも「SNS疲れ」の事情は日本と同様のようで、近年「Snapchat」に代表される、“見たら消える”SNSサービスが若者や女性の間で人気になっています。
写真や動画、テキストが送れるのはLINEやTwitterなどのSNSと同様ですが、特徴は「相手が見たら自動的に消える」ところ。SnapChatの場合は、相手が閲覧後、10秒以内に自動的に削除されます。消えるまでの時間は1秒~10秒までの間で送信する人が決められます。
このため、ユーザーは「いったん送ったメッセージや画像は取り消せないし、ずっと残る」というプレッシャーから解放される点が「気軽に使える」として人気になっています。
消える系SNS、「現在利用中」は約1割。ユーザーの半数が他のSNSに比べて「疲れない」と回答
アメリカに比べて日本ではまだまだマイナーなサービスですが、今回のジャストシステムの調査では、「消える系SNS」について、10代~20代のスマホユーザーのうち、「現在利用している」人は10.9%と1割に。じょじょに普及しつつあるようです。また、「利用したことはないが興味はある」人も20.5%と2割に上りました。
「消える系SNS」と他のSNSの比較では、「消える系SNS」ユーザーの49.6%が「疲れない」、55.2%がもらうときも送るときも「不要な気遣いを感じない」と回答。
また、54.3%が「思い切った投稿ができる」、53.4%が自分の投稿も他人の投稿も「リア充アピールを感じさせない」、41.0%が「メインのSNSになりつつある」と回答しています。
結局、気は抜けない?~「消えるはかなさ」ゆえの、スクリーンショットの保存
「消える系SNS」から「プッシュ通知」が届いた場合、「他のメッセージアプリよりも優先的に開封することが多い」と回答した人は39.4%で、「特に優先順位に変わらない」31.2%よりも多い結果となりました。
また、「消える系SNS」で送られてきた投稿のスクリーンショットを撮って「ほぼ毎回保存している」人は29.4%、「投稿内容によっては保存する」人は37.6%。合計すると67.0%と、7割近くもの人が投稿内容をスクリーンショットで保存していることがわかりました。
「相手が見たら消える」とはいっても、スクリーンショットを撮ればずっと保存できます。消えることがわかっているからスクリーンショット保存する人も多いようで、「すぐ消えるから」と危ないメッセージや画像を送るのは、「消える系SNS」でもやめておいた方が良さそうです。