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iPhoneで精子の濃度と運動率が測れる時代に!顕微鏡レンズや採取カップなどがセット

[2016/4/13 20:31]

 リクルートライフスタイルが、iPhoneで自分の精子の濃度と運動率が簡単に測れるサービス「Seem(シーム)」を発表しました。スマートフォン顕微鏡レンズなどが入った「Seemキット」を、2016年4月末より東京都内・近郊の一部クリニック、薬局にて期間限定でテスト販売されます。

 キットには、スマートフォン顕微鏡レンズ、精液採取用カップ、採取棒が入っており、射精一回分の精液をすべて採取用カップに入れ、液化するまで15分待ちます。採取棒を使って、スマートフォン顕微鏡レンズの上に精液を1滴のせ、レンズをiPhoneにセットし、専用アプリ「Seem」(無料)で動画を撮影。動画がプログラムで自動解析され、精子の濃度と運動率が表示される仕組みです。

 開発背景として、「WHO(世界保健機関)の調査によると、不妊原因が男性のみにある場合が24%、女性のみにある場合が41%、男女ともにある場合が24%、不明が11%と報告されており、男性の医療機関受診のきっかけをつくり、男性の妊活・不妊治療に対する意識や行動変化の実現を目指していきます」と説明しています。

 なお、「Seem」は精液簡易チェックツールで医療機器ではないため、必要に応じて医療機関を受診することをおすすめしますとのことです

[古川 敦]