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惑星の見える位置がわかる無料アプリ「Planet Book」リリース~5月31日に最接近する火星の観測に便利

[2016/5/10 17:45]

 総合光学機器メーカー、株式会社ビクセンは5月10日(火)、惑星の見える位置がわかる無料アプリ「Planet Book(プラネットブック)」をリリースしました。利用は無料。

 「Planet Book」は、惑星がいつどの方角に見えるかをわかりやすく表示するアプリ。惑星を選択すると、画面左上に拡大表示されますので、水星や金星の満ち欠けの様子、木星の衛星の位置や大赤斑の位置、火星の表面の模様の状況などをあらかじめ知ることができます。

「Planet Book」スマホでの利用画面

 拡大表示画面では、双眼鏡などで観測した時の正立表示、天体望遠鏡で観測した時の上下左右反転表示、天体望遠鏡に天頂プリズムを付けて観測した時の左右反転表示の3種類が選択可能。実際の見え方に合わせた表示で確認することができます。

 星空観察に使える星図表示機能もあり、端末をかざした方向にある星空の様子を、リアルタイムに星図(星空の地図)で表示します。

 星図表示では、設定画面でナイトビジョンをオンにすると、夜間観察向けの、目に刺激の少ないアンバー表示に変えられるナイトビジョンモードも搭載しています。

「Planet Book」タブレットでの利用画面

 5月31には、火星が地球に最接近しますが、「Planet Book」を使うことで、火星がどのように見えるかをあらかじめチェックしておくことが可能。また、今年8月28日には木星と金星の大接近が起こり、木星の一番外側を回る衛星の「カリスト」よりも金星が木星に近づいて見えます。

 「Planet Book」は無料なので、スマホに入れておいて天文イベントがあるときに、どの方向にどう見えるかチェックするのに便利そうです。

[工藤ひろえ]