同人誌作家の利用が多い印刷所で個人情報流出、8,985件~原因は海外サーバーからの不正アクセス
同人作家の利用が多い印刷所、株式会社グラフィックは7月19日(火)、不正アクセスによる個人情報流出が判明したと発表しました。原因は外国籍サーバーからの不正アクセスで、流出した個人情報の数は、8,985件。
発表によると、セキュリティ対策は行なっていたものの、7月1日に法人向け決済サービスの決済代行会社から「情報流出の可能性がある」との指摘が。指摘を受けて調査を行なったところ、流出の事実が判明したとのこと。
現在は、顧客データベースへの海外サーバーからのアクセスを遮断したうえで、顧客データベースの利用を再開。継続的に外部からの不正アクセスについて監視しているが、対策後の不正アクセスは確認していないとのことです。
また、不正アクセスによって流出した顧客情報が正確には判明していないため、外部の調査専門会社に依頼し、詳細な調査を行うとのこと。
流出した可能性のある情報は、法人名、住所、氏名(法人の場合、担当者氏名)、電話番号、FAX番号、メールアドレス、法人向け決済サービス自動振替用個別番号、ログインID・パスワード、過去に発注した印刷物に記載するための宛先情報。
クレジットカード番号など、金銭に直結する情報は流出していないようです。
不正アクセスによる流出を受けて、株式会社グラフィックは顧客にログインパスワードを変更するよう呼びかけ。現在、グラフィックのWebサイトにログインするとパスワード変更をうながす画面が表示されます。
いままでのところ、二次被害は確認されていないとのことですが、Twitterでは、「最近グーグルアカウントに不正アクセスあったのこの件が原因の可能性あるな メーアドレス同じだし 怖!」といった声も。
同じメールアドレスとパスワードを使って他サービスに登録している場合は、流出したメールアドレスとパスワードで不正利用されてしまう可能性があります。同じパスワードを他サービスでも使い回している人はとくに、できるだけ早くパスワードの変更をされるようおすすめします。