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AppleデバイスはいますぐOSのアップデートを! ユーザーが何もしなくてもマルウェアが実行されてしまう脆弱性が見つかる
[2016/7/29 12:29]
セキュリティ会社のマカフィーは、「緊急! 今すぐお使いのAppleデバイスをアップデートしてください」と、ブログでAppleデバイスのOSをアップデートするよう呼びかけています。
マカフィーによると、最近、OS X、iOS、watchOS、およびtvOSに影響する複数の深刻な脆弱性が報告されているとのこと。これらの脆弱性を悪用すると、ユーザーが何も操作しなくても、攻撃者は悪意のあるコードを実行することが可能となります。
見つかった脆弱性は、TIFFファイルの取扱い方法に関するバグが関係しているとのこと。
TIFFとは、JPGやGIFなどと同様、画像フォーマットのひとつ。悪意のある攻撃者がこのバグを悪用すると、TIFFの画像を表示するときに悪意のあるコードを実行させることができます。
たとえばAppleのメッセンジャーアプリ、iMessageは自動的にファイルを開いて写真を見ることができます。このため、画像にマルウェアが含まれていた場合、コードが実行され、デバイスのメモリや保存されているパスワードにアクセスされる可能性があります。
Appleでは、すでにこのバグに対応済みのiOSとOS Xの修正版をリリースしています。
iOSでOSをアップデートするには、設定 > 一般 > ソフトウェアアップデートをタップします。今回のアップデートは比較的小さなアップデートのため、ダウンロードの時間はさほどかかりません。
OS Xをアップデートする場合は、MacでAppストアを開き、ツールバーの中の[アップデート]をクリックします。