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Backblazeが実際に使用した68,813台のHDDの故障率を公開~HGST/Seagate/東芝/WDCの4社中1社が飛び抜けて好成績

[2016/8/4 22:38]

 クラウドバックアップサービス提供しているBackblazeでは、四半期ごとに自社で使用しているHDDの故障率を発表していますが、2016年8月2日(現地時間)付けで、第2四半期(2016年4月~6月)分が公開されました。

 Backblazeで第2四半期に使用したHDDは、HGST、Seagate、Toshiba、WDCの4社の容量2TB~8TBの18モデル、計68,813台。全体の故障数は314台、年換算故障率は1.97%となっています。

 最も故障台数が多かったのは、最も運用台数の多いSeagateの4TB「ST4000DM000」で運用台数34,693台、運用日数3,126,610日に228台が故障、年換算故障率は2.68%となります。

 最も年換算故障率が高かったのは、Seagateの4TB「ST4000DX000」の19.81%で、総運用台数197台と少ないものの、総運用日数18,428日の中で10台故障しています。

 メーカーごとに年換算故障率を計算してみると、HGST:0.79%、Seagate:2.68%、Toshiba:3.43%、WDC:3.77%の順になり、HGSTが他社を圧倒している結果になっています。

 また、Backblazeでは、2013年4月10日から2016年6月30日までのデータも公開しており、それによると最も年間故障率が高いのはWDCの2TB「WD20EFRX」の9.00%、低いのはHGSTの4TB「HMS5C4040BLE640」の0.40%となっています。

 なお、さらに詳細なデータもダウンロード可能できるようになっていますので、気になる方はさらに分析して見るのも面白いと思います。

[古川 敦]