防災の日に、地震予知サービス「予知するアンテナ」提供開始~“いつ、どこで地震がおこるか”を1週間前に検知
株式会社テンダは、9月1日「防災の日」にあわせ、電波から地震発生の前兆現象をとらえて時期・地域・規模を予測し、地震発生の1週間以内に知らせる地震予知サービス「予知するアンテナ」の提供を開始しました。
地震予知サービス配信の利用料は月額500円(税別)。「予知するアンテナ」サイトには、最新地震情報など、誰でも見られる無料コンテンツもあります。
「予知するアンテナ」は、“いつ、どの辺りで、どのくらいの大きさの地震が起きるか”という地震予測情報を1週間以内の短期間予測で検知できるサービス。
サービス開始時の対象エリアは、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県の1都13県(佐渡含む、小笠原諸島除く)。
まずは検知対象エリアを関東中心に絞り、関東エリアを対象としたサービスとなっていますが、今後はエリアを順次拡大させ、2017年9月には全国版対応を目指すとのことです。
「予知するアンテナ」の地震予測は、日本地震予知学会 代表理事を務める電気通信大学・早川正士名誉教授の地震予知理論に基づくもので、的中率は70%。
電気通信大学発のベンチャー企業、早川地震電磁気研究所とクラウドサービスを手掛けるテンダとの共同開発により、地震の前に発生する電磁波を直接受信する方法、身の回りの電波を観測する方法で予知します。
早川名誉教授の理論は、地震が迫ると、地圏(地下)、大気圏(地上)、電離圏(宇宙)に異常をきたすことに着目。地震が起こる前には、地殻のヒビ割れが起こり、このヒビが電磁波を発生させ、大気圏を振動させ、地球上空の電離圏まで作用するという現象が、地震の起こる約1カ月前から起こることから、複数の観測データを解析して予知を行います。
地圏では地震の前に発生する電磁波(ULF/ELF)を直接受信して地下での前兆現象をつかみ、大気圏、電離圏では地上から送信される電波(VLF/HF/VHF)の異常を観測して地上から宇宙での前兆現象をつかむとのことです。
VLF電波を用いた地震予知サービスは以前からありましたが、複数の電波を用いた複合観測は世界でも初めての計測手法となるとのこと。複合観測により、見逃しや空振りの可能性を低減できるとしています。
「予知するアンテナ」サービス概要
・サービスサイト:こちら
・サービス開始日:2016年9月1日(木)
・利用料金:月額500円(税抜) ※地震予知サービス利用のみ
・利用方法:サービスサイトで利用登録
・観測エリア:宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、
神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県 ※佐渡は含む、小笠原諸島をのぞく
・機能一覧:
【地震予知サービス配信】※月額500円(税別)
・配信スケジュール:週2回(火曜日・金曜日)地震のない場合の配信はございません。
※上記以外の緊急配信もあり
・配信方法:「予知するアンテナ」会員ページに掲示、またはメール配信
【「予知するアンテナ」サイトコンテンツ】
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