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樹脂かたびら!? 3Dプリンターで糸を編み上げる「AMIMONO」が誕生~体にフィットし、引っ張る・たたむが可能
[2016/9/16 15:15]
アパレルアイテムが作れるオンラインサービス「STARted」が、3Dモデラーの小野正晴氏のブランドFree-Dと共同で、3Dプリンターで普段の服と同等の性能を持つ、世界初の3Dモデリングされたニットを開発したと発表しました。
3Dプリンターを使って、「熱可塑性ポリウレタン(TPU)を糸にして出力空間でニット状に編みあげながらプリントする」という新工法を使った3Dプリントニット「AMIMONO」(アミモノ)を製作。従来型の3Dプリンターでは困難な、人体の動きにフィットした伸び縮みを可能にし、引っ張る・たたむといったことが可能になったとしています。
主に建築などで使用されている、コンピューターアルゴリズムを使用したデザイン手法「アルゴリズミックデザイン」を服のデザインに落とし込み、ゴムに近い素材特性と硬質プラスチックのような強靭さを合わせ持つTPUを、一般的な毛糸のセーターと同じように「編んで」作られています。
その構造・機能から、今回作成した服の名称を「AMIMONO」と名付けたとしています。