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「radiko」で過去1週間の番組が自由に聴ける! 「タイムフリー聴取機能」10月11日(火)お昼12時頃から提供開始

[2016/9/26 19:56]

 「radiko」で、過去1週間に放送された番組が自由に聴けるようになる「タイムフリー聴取機能」が10月11日(火)お昼12時頃からスタートします。

タイムフリー聴取機能で、過去1週間の番組がいつでも聴けるように!(radiko公式サイトより)

 タイムフリー聴取機能の利用は無料。今回、「後から聴ける機能を提供することでラジオに触れる機会を醸成」することを目的として実証実験として提供されます。

 聞き逃してしまった番組や、SNSやネットニュースなどで放送後に話題になった番組を後から聴くこともできるため、かなり便利に利用できそう。

 合わせて、新しい番組聴取画面には「シェア」ボタンを設置。ボタンを押すことで、自分のお気に入り番組や友人が気に入りそうな番組を、SNSを介して知らせたり、共有することが可能になります。

シェアボタンで簡単に番組情報の共有が可能に。後から知っても、タイムフリー聴取機能で聴けるので、「番組もうすぐ終わっちゃうし、もう遅いかな?」という心配は無用に(radiko公式サイトより)

 実証実験として開始するのは、利用者数やシステム負荷などを把握するためと、ラジオ番組を構成するコンテンツがどのように利用されるのか、どのように拡がっていくのかなどをチェックするため。課題チェックと検証を行い、本番運用に移行する方針です。

 民放連ラジオ委員会では、「シェアラジオ」開始に合わせて、特別番組「サントリー天然水presents 宇多田ヒカルのファントーム・アワー」を全国のラジオ局で放送します。約1時間の番組で、放送期間は10月11日(火)から10月17日(月)まで。

 約2年半前、宇多田ヒカルさんが最後にラジオ出演したレギュラーラジオ番組最終回で、以下のようなコメントを残しました。

 「今後、ラジオが例えば、番組が放送されたあと一定期間ストリーミングでネットで聴けるとか(中略)そうゆうようなポジティブな変化が今後どんどん進んでいくといいなと思っています。ラジオと現代の生活スタイルとか、他のメディアをこう全部繋げるような変化があるといいな。」

 今回の特別番組は、宇多田ヒカルさんの希望に対する、ラジオ局側からのアンサーでもあるとのこと。SNSを通じて、どんな広がりを見せるか聴取者としても興味が湧くところです。

[工藤ひろえ]