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ダイソーで300円の2000mAhモバイルバッテリを買ってみました~女子向けのかわいいデザイン。USBケーブルとストラップ付き

[2016/10/11 22:59]

 100円ショップとしておなじみのダイソーですが、ライバルのキャンドゥやセリアと違って200円や、300円など100円以外の商品を扱っているのが戦略の大きな違いです。100円にする努力をしてないだけでは……と思う商品もありますが、100円ではできない品揃えを実現しているのも確かです。

 そんなダイソーが、プリントシール機でおなじみフリューの「GIRLS'TREND(ガールズトレンド) 研究所」とコラボし、2016年10月1日(土)から第二弾コラボ商品計50点を全国のダイソーで販売開始しています。

 「GIRLS'TREND 研究所」の強みである10代~20代女性のトレンドを汲み取るデザインと、ダイソーの企画力・商品開発力を組み合わせたという商品郡の中に、300円(税込み324円)の2000mAh容量モバイルバッテリを発見。白と黒の2種類がラインナップされています。

白(左)と黒(右)の2種類がありました

 今やモバイルバッテリは、10000mAh容量以上が主戦場になっていて、2000mAhで300円というのは容量あたりの単価で考えると安いとはいえませんが、出先で足りない分をちょっと補充したいという用途には、重量や容量のバランスがいいかなと思います。現在販売されている2000mAhのモバイルバッテリは概ね500円以上から、1,000円前後になっていて、なかなか300円では買えるものは見かけません。

 そんな状況を踏まえて、300円のダイソーのモバイルバッテリを見てみると、本体には全長約11cmのストラップが装着されていて、約30cmのUSBケーブルも同梱されています。最大入力、最大出力ともにDC5.0V、1000mAと表記され、モバイルバッテリ充電時には内蔵LEDが赤色に点灯、充電が完了すると青色に変わります。充電時間の目安は約6時間と記載されています。

 機器への充電時はLEDが青色に点灯し、モバイルバッテリの容量がなくなるとLEDが消灯します。パッケージによれば、モバイルバッテリ満充電時にiPhone 6Sを約70%充電できるとのこと。

LEDはかなり薄っすらと光ります

 300円にモバイルバッテリに、どんなバッテリを採用しているのか気になる……。ということで、早速分解してみました。天板がツメでとまっているだけなので、分解は簡単。まず、白の方を分解してみると、端子部分にサビが……。発売から2週間もたっていないのですが……。で、バッテリには何の表記もありませんでした。

―― 注 意 ――

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天板がツメでとまっているだけなので簡単に分解できます。バッテリには何も表記がありませんでした

 黒の方を分解すると、こちらも白よりは少ないもののサビが出てました……。こちらのバッテリには「ICR18650 2000mAh 3.7V」としっかり表記されています。リチウムイオンで正極がコバルト化合物、形状が円形、直径18mm、長さ65mmということになります。

黒の方のバッテリは「ICR18650 2000mAh 3.7V」と表記されていました

 ダイソーのモバイルバッテリの外形寸法は9.7×2.5×2.3cm、重量は約62g(編集部実測)と、コンパクトで軽いです。買った時点でサビが出ていたり、個体差がかなりありそうなところなど、少々不安なところはありますが、税込324円で購入できるモバイルバッテリとして、試しに買ってみるのはアリだと思います。

スマートフォンのHTL23にインストールしたアプリ「Ampere」で計測すると690mAで充電されていました
[古川 敦]