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JR西日本の在来線を含む全乗務員が「iPad」を携帯。約8,600台を導入~案内への活用や、異常時対応能力を向上
[2016/10/13 14:39]
西日本旅客鉄道(JR西日本)が12日、全乗務員が「iPad」を携帯すると発表しました。2017年1月以降順次、運転士には「iPad Air」、車掌および客室乗務員には「iPad mini」が合計約8,600台導入される予定です。
同社では2015年1月に山陽新幹線の乗務員に、3月に北陸新幹線の乗務員に「iPad」を導入。導入後、異常時における関係者間の情報共有や、訪日外国人の案内などに効果を発揮していることから、在来線においても全乗務員がiPadを携帯することにしたとのこと。
乗務員が使用するマニュアルの電子データ化による閲覧性向上で、異常時対応能力を向上させるほか、案内・情報提供にも活用。あわせて、マニュアル・規程類の電子化による軽量化および差し換え作業の軽減、ペーパーレス化を実現するとしています。
また、新たな取り組みとして異常時に運転用時刻表を検索・表示するシステムを導入し、列車遅延や運転取りやめなどで乗務する列車が変更となった場合に、タブレット端末上に運転用時刻表を表示することで、運転用時刻表の準備に要していた時間を短縮できるとのことですす。