このロボ、人が乗れるぞ!車型/人型変形ロボが2017年に登場。大河原邦男氏も参加
ソフトバンクグループのアスラテックと三精テクノロジーズ、BRAVE ROBOTICSが11日、共同で有限責任事業組合(LLP)を設立し、乗用人型変形ロボット「J-deite RIDE(ジェイダイト・ライド)」を開発することで合意したと発表しました。
さらに、ロボットの魅力向上のためにメカデザイン協力としてメカニックデザイナーの大河原邦男氏を迎え、今後も「Project J-deite」で製作される他のロボットにも反映される予定としています。
「J-deite RIDE」は、人型「ロボットモード」と車型「ビークルモード」とに完全変形できる、全長約4mのロボット。ロボットモードでは二足歩行が可能で、ビークルモードでは人が乗って運転できるようになる予定とのこと。
BRAVE ROBOTICSおよびアスラテックが参画する変形ロボット製造プロジェクト「Project J-deite」の一環として、2015年6月より開発を進めており、BRAVE ROBOTICSが主にハードウエアの設計・製作を担当、アスラテックが主にロボット制御システム「V-Sido」(ブシドー)によるソフトウエア開発を担当しています。
今回、新たに三精テクノロジーズが参画することで、開発を加速させ2017年中の「J-deite RIDE」の完成を目指し、テーマパークや各種イベントへの参加、一般企業のプロモーション活用などによる事業化を図るとしています。
また、三精テクノロジーズを中心に、量産化を視野に「J-deite RIDE」をベースにしたアミューズメントパーク向け乗用人型変形ロボットの開発を進めていく計画で、2016年11月14日より米国オーランドで開催される世界最大級のアトラクション関連トレードショー「IAAPA Attractions Expo 2016」に全長約1.5mのプロトタイプが出展される予定です。
ロボットモード | ビークルモード | |
サイズ (W×D×H) | 3.8×2.5×3.7(m) | 1.8×3.9×1.4(m) |
車輪最高速度 | 30km/h | 60km/h |
歩行最高速度 | 5km/h | – |
最小回転半径 | 0m(超信地旋回可) | 5m |
車輪駆動方式 | 2WD(差動駆動) | 2WD(RR) |
車輪駆動原動機 | 電気モータ+減速器 | |
本体重量 | 900kg | |
タイヤサイズ | 175/80R16 | |
乗車定員 | 2名 | |
制御ソフト | V-Sido OS | |
操縦方法 | 内部コクピットからの有人操縦 または無線・有線による無人遠隔操縦 | |
フレーム材質 | アルミニウム合金等 | |
外装材質 | FRP等 | |
動力源 | リチウム系バッテリー等 | |
関節駆動方式 | 電気モータ+減速器 | |
関節数 | 30以上 | |
変形所要時間 | 10秒以内 |