スマホ時代の質屋? 目の前の物が一瞬でキャッシュに変わるアプリ「CASH」が公開~所有物が即現金になり、2カ月後に物を送るか、手数料15%足して返金
インターネットを使用した新しいビジネスの企画・開発・運営を行なうバンクが、目の前のアイテムを一瞬でキャッシュ(現金)に変えられるというアプリ「キャッシュ(英名:CASH)」を、2017年6月28日(水)に公開し、スマホ時代の「質屋」と話題になっています。
「CASH」アプリで、保有するアイテムを撮影するだけで査定金額がわかり、その金額に納得すればアプリ内のウォレットにキャッシュが溜まります。このキャッシュは「銀行振込」か「コンビニ受取り」で引き出せます。引出し可能な金額は1,000円から、引出し手数料は250円となっています。
アイテムをキャッシュに変えてから2カ月の間、アイテムは手元に残して置いてもよく、2カ月以内にアプリから集荷依頼すると、ヤマト運輸のドライバーが集荷しにくるとのこと。送料は無料。
ここまでだと「買取アプリ」のようですが、2カ月後にアイテムを発送するという方法だけでなく、キャッシュを返せばアイテムを手放さくていいという選択もできるのが大きな特徴です。その際に、返金手数料として15%かかります。
つまり、所有するアイテムでお金を借りて、そのアイテムを使いながら、2カ月後に借りたお金に利息15%(年利換算90%)を付けて返済すれば、アイテムを手放さなくていいということになります。これは、質草を預けなくてもいい質屋ともいえる仕組みです。ちなみに質屋は、契約期限が3カ月のことが多く、質屋営業法による上限金利は年利109.5%となっています。
同社では、「自身のライフスタイルやキャッシュの需要に合わせ、ご都合よくご用利用ください」としています。実際に使用される場合は、現金の引き出しにも手数料がかかり、キャッシュを返金する場合は手数料として15%かかるなど、よく仕組みを理解した上で利用しましょう。
なお、キャッシュの期限を過ぎると「運営よりご連絡させて頂く場合がございます。以後、サービスが利用できなくなったり、別途手数料が発生する可能性がございます」としています。