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Amazon、プライム会員向けの新サービス「Prime Reading」を日本で開始! 随時入れ替わる数百冊のKindle電子書籍、マンガ、雑誌が無料で読み放題に

[2017/10/5 13:20]

 Amazon.co.jpは今日10月5日(木)から、Amazonプライム会員向けの新サービス「Prime Reading」を日本で開始しました。

 Kindle電子書籍の中から選ばれた数百冊の書籍、マンガ、雑誌が追加料金なしで読み放題に。無料Kindleアプリをダウンロードしたタブレットやスマホのほか、Kindle端末、Amazon Fireタブレット、PC、Macなど幅広い端末で読むことができます。

Amazonプライム会員向けの新サービス「Prime Reading」がスタート!

 「Prime Reading」では、「陰日向に咲く」、「学校では教えてくれない大切なこと」、「カーネギー話し方入門」などのKindleベストセラー作品、「あなたのことはそれほど」、「つぐもも」、「ウロボロス」などの人気マンガシリーズ、「東京カレンダー」、「Ray」、「DIME」などの人気雑誌もサービス開始時点で対象となります。

 ビジネス書、小説、コミック、雑誌など対象作品は随時入れ替えられます。サービス開始の10月5日時点で、各ジャンルの冊数は以下の通り。和書が計735冊、洋書200冊が読み放題となっています。

小説・評論 100
ビジネス・経済 112
趣味・暮らし 88
絵本・児童書 25
コミック 192
雑誌 97
洋書 200
その他 121

サービス開始の10月5日時点で「Prime Reading」で読める作品数

 Amazon.co.jpでは、税込月額980円の定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」を提供していますが、「Prime Reading」で提供されている書籍やコミックはほとんどKindle Unlimitedで提供中の作品。

 Kindle Unlimitedは和書だけで12万冊の品揃えなので、それに比べるとかなり少ない印象ですが、Amazonプライム会員なら追加料金なしで楽しめるのは大きな魅力。「Kindle Unlimitedを契約したものの、そういえば最近あまり利用してないな」という人は、いったんUnlimitedを終了して、「Prime Reading」を使ってみるのもいいかもしれません。

年3,900円の「Amazonプライム」では、動画、音楽、電子書籍、プライム・フォト、お急ぎ便無料が利用可能に

 Amazonプライム会員の会費は年払いで3,900円、月払いで400円(税込)。

 プライム会員は「Amazon Video」で動画が見放題、「Amazon Music」で音楽聞き放題に加えて、「Prime Reading」で電子書籍の読み放題サービスが利用できることになりました。

 「Prime Reading」だけで年間3,900円は迷うところですが、「Amazon Video」は価格のわりに見放題サービスの作品数が充実していて、別途料金を払えば、最新作も見られるのが魅力。

 また、プライム会員は無制限で写真が保存できる「プライム・フォト」サービスも利用可能。スマホの容量を圧迫する写真を「プライム・フォト」に保存して、スマホやタブレット、PCやMacなどさまざまな端末から見ることができます。

 そのほかプライム会員にはお急ぎ便などの配送サービス特典もあり、各種特典を使いこなせば“おねだん以上”のメリットがあるサービスとなっています。

作家・池井戸潤氏コメント

 「Prime Reading」では、「半沢直樹」「下町ロケット」などの人気作品で知られる直木賞作家・池井戸潤氏の「花咲舞が黙ってない」シリーズから「神保町奇譚」、「犬にきいてみろ」の2作品が読み放題となっています。いずれも「Kindle Single」と呼ばれる短編1本を収録した電子書籍ですが、人気作家の作品が追加料金なしで読めるのは魅力。

 池井戸潤氏は「Prime Reading」開始について、次のようなコメントを寄せています。

 「プライム会員向けの新サービス、Prime Readingは、本と読者との新たな関係を提案するものではないでしょうか。このような試みに参加することで、私の小説がより多くの読者と巡り会えることをおおいに期待しています。」

[工藤ひろえ]