電池なしでLEDが光る、本物の基板を使ったiPhone X用ケース登場! 第1弾は東京の路線図をデザインした「東京回路線図」~iPhoneの微弱な電波を電力に変えてLEDが光る仕組みを自社開発
株式会社電子技販は11月9日(木)、本物の基盤を使い、LEDが光る「FLASH iPhone Xケース」を直販ショップで発売しました。価格は1万4,040円(税込)。東急ハンズやLOFT、百貨店や大型書店など実店舗の取扱店でも順次販売開始されます。
「FLASH iPhone Xケース」は、iPhoneが発する電波でLEDが光る回路を搭載。電池なしで、ランダムに光ります。重量は40g。
今回発売された東京の路線図を描写した「東京回路線図」デザインを手はじめに、関西や京都の路線図デザインやエヴァンゲリオンの「EVA初号機」、スター・ウォーズに登場する「デス・スター」デザインなども順次リリース予定です。
電子技販によると、iPhoneの微弱な電波を電力に変え、LEDが光るiPhoneケースは世界でも他に例がないとのこと。
「FLASH iPhone Xケース」の基板のカラーは緑、黒、白の3色から選択可能。デザイン性を重視して、高密度基板で使用する「PAD ON VIA」という技法を採用しています。
創業41年を迎える開発・販売元の株式会社電子技販は、基板設計製造業が本業。「FLASH iPhone Xケース」は、実装部品を保護するため、実装後はクリーンルームで人の手により1個1個樹脂でコーティングしています。
「FLASH iPhoneケース」は電池なしでなぜ光る?
「FLASH iPhone Xケース」では、iPhone自身が発する電波を電力に変換し、昇圧することでLEDが光ります。通常時は光らず、iPhoneが強い電波を発した時にランダムに光ります。
情報量の多いグーグルマップやアプリを使用した時や、エレベータや地下街でiPhoneが位置情報を探している時などに光りやすいとのこと。
光る仕組みは、基板の裏面にあるアンテナがiPhoneが発する電波をキャッチ、基板の表に回ります。基板の表側には増幅回路がわからないように組まれていて、「東京回路線図」デザインの場合は、乗換駅に実装されたセラミックコンデンサ、ダイオードなど合計26個で電圧と電流を高めて東京駅の位置に実装したLEDを光らせます。
自社内で6カ月をかけて研究開発を行った、iPhoneの電波でLEDが光る回路は特許出願中とのこと。
第1弾の「東京回路線図」デザインは、西は横浜、東は西船橋までを網羅
「東京回路線図」デザインでは、東京駅に2mmの赤色LED、主要駅7駅に2mmの抵抗器、乗降客の多い駅31駅に1.6mmの抵抗器、その他乗換駅220駅に1mmの電子部品を実装。電子部品は、合計259駅にはんだ付けで実装されています。
西エリアは「横浜駅」、東エリアは「西船橋駅」までを網羅。基板上の鉄道駅の名称は、東京は「TKY」など3文字で表示されています。東京湾には大型船が浮かんでいます。
「FLASH 東京回路線図 iPhone Xケース」の重量は40g。電子部品は、LED×1、抵抗×233、ダイオード×12、コンデンサ×13点で計259個が使われています。
価格は1万4,040円とiPhoneケースとしてはちょっと高価ですが、東京の路線図をモチーフにデザインされた基板は見るだけでも楽しめそう。最新のiPhone Xに、ひと味違うこだわりのケースを探している人は検討してみては。
「FLASH iPhone Xケース」の販売予定
計8デザインを順次販売予定。
(1)東京回路線図 11月9日
(2)関西回路線図 11月中旬
(3)京都回路地図 11月中旬
(4)NY回路地図 11月中旬
(5)パリ回路地図 11月中旬
(6)EVA初号機 11月下旬
(7)X-WING(TM) 未定
(8)DEATH STAR(TM) 未定