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女性6割、男性3割以上が「インスタ映え」を気にしている!? 「インスタ映え」の認知度は全体で9割超~「インスタ買い」は食料品、菓子がどの世代でも人気

[2017/11/29 19:33]

 SNSマーケティング支援事業を手がけるアライドアーキテクツ株式会社は、今年話題になった「インスタ映え」「インスタ売れ」「インスタ消費」などインスタグラムに関する調査を実施、結果を発表しました。調査対象は約3,500名。

 インスタグラムは今年10月に日本国内アクティブユーザーが2,000万人を突破。「インスタ映え」という言葉が今年の流行語大賞にもノミネートされ、ホテルのスイーツバイキングでは食べ始める前に“撮影タイム”が設けられるようになっています。

10~20代女性は75%以上がインスタグラムを利用。50代以上は女性より男性の方が利用率が高い

 インスタグラムのアカウントを「持っている」人は全体の52.3%と、半数を超えています。

 年代別に見ると、10~20代女性は約75%以上がインスタグラムを利用。インスタグラムというと女性ユーザーのイメージですが、男性の利用率も高く、男性では20代で半数以上、30~50代以上も40%前後に達しています。とくに、50代以上では女性より男性の方が利用率が高い点が注目されます。


「インスタ買い」は「食料品」「菓子」がどの世代からも人気。40~50代男性では家電購入も

 インスタグラムで知って購入する「インスタ買い」。インスタを見て購入した商品を聞いたところ、1位が「スーパー・コンビニで買える食料品」で28.6%、「菓子」が28.5%、3位が「コスメ(スキンケア)」で24.7%という結果になりました。

 性別・年代別に上位5項目を見ると、女性は10~20代はコスメやアパレル、30~50代は菓子や食料品が上位を占めています。男性は、どの世代も菓子や食料品が1~2位を占めますが、20代男性はアルコールやインテリア、服、スキンケア用品が上位に入っていることが特徴的。30代男性では書籍・雑誌、40~50代男性は家電がランクインするなど、世代によって「インスタ買い」する商品のジャンルに違いがあることがわかります。


「インスタ映え」という言葉を知っている人は全体の9割超! 男性50代以上でも8割弱が認知

 今年の流行語にもノミネートされた「インスタ映え」という言葉。

 調査では、全体の91.8%が「知っている」ことがわかりました。最も認知率の高い10~20代女性では、約98%とほぼ100%の女子が知っている状態。男性も40代以下では認知率は90%近くに上り、最も低い男性50代以上でも78.8%と8割近くの人が「知っている」と回答しています。

 また、「インスタ映え」を気にしたことがある人は、女性の60%以上、男性も30%以上に達しています。

 「インスタ映えを気にして投稿したことがありますか?」という質問に対し、10~30代女性の60%以上は「ある」と回答。「いつも気にしている」人も、10代女性では23.1%、20~30代女性でも17.0%に上り、日常的に「インスタ映え」を意識して投稿していることが窺えます。

 また、男性も「インスタ映え」を気にして投稿した経験がある人は意外に多く、20~30代男性では40%前後、40代男性では約30%が「インスタ映え」を気にして投稿した経験があるようです。


「インスタ映え」を気にする理由、実は「いいね」目当てではない人が多数派

 「きれいな写真を撮りたい」。インスタ映えを気にする理由の第1位は、性別・年齢問わず「きれいな写真を撮りたい」がトップ。とくに女性ではダントツ1位となっています。

 お気に入りのきれいな写真を撮ることが第一の女性に比べ、男性では全年代で女性よりも「いいね・コメントが欲しい」「フォロワーを増やしたい」の回答が多くなっています。

 とくに20代男性では、「きれいな写真を撮りたい」「いいね・コメントが欲しい」「フォロワーを増やしたい」がいずれも26.9%で並んでいて、反応が欲しい“ウケ狙い”の人も多いよう。知り合いの男性がインスタグラムをやっていたら、気軽に「いいね」してあげると喜んでくれるかもしれません。


[工藤ひろえ]