無料の古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」が登場! 新たに描き起こした古地図は、ゆがみやズレがなく現代地図とぴったり重なる~JR東、JAF、フジテレビら5社で共同制作
12月19日(火)、「古地図」を活用した無料スマホアプリ「大江戸今昔めぐり」がリリースされました。Android版は配信中、iOS版も配信準備中のため、じき配信開始する見込みです。
「大江戸今昔めぐり」は、JR東日本企画、JAFメディアワークス、有限会社菁映社、株式会社ビーマップ、フジテレビジョンの5社からなる製作委員会が開発した古地図アプリ。
歴史ブームが続く中、古地図はもはや歴史ファンだけのものではなく、古地図と現在の地図を重ねて見られる書籍なども人気。アプリ「大江戸今昔めぐり」では、「自分の住む街には昔何があったのだろうか?」「ディープな歴史ある街を歩いてみたい!」など、一度は誰もが抱いたことのある「想い」に寄り添ったサービスを目指すとのこと。
これまでの古地図アプリや古地図の書籍などは古地図をそのまま利用していることが多く、現代の地図とはどうしてもずれが出てしまいます。
「大江戸今昔めぐり」では、古地図の権威・中川惠司氏による完全監修のもと、幕末時代の古地図を制作。古地図は新たに描き起こしたため、ゆがみやずれがないのが特長です。
複数の文献から当時の道路や屋敷などの建造物を掲載していて、現在の地図と古地図を重ねて見ることができ、地図の透過度をワンタッチで変更できるため、江戸末期の屋敷の場所などが簡単に確認できます。航空写真も表示でき、タップひとつで切り替え可能。スマホだけでなく、タブレットでも利用できます。
JR東日本やJAF、フジテレビなど大手企業が集まって新たに古地図を描き起こしても、無料で古地図アプリを提供してしまっては、まったく利益にならないのでは? と思ってしまうところですが、参画企業では今後さまざまな展開を考えているもよう。
アプリのために描き起こされた古地図を通じて、スマホをはじめ、さまざまなデバイス・メディア上で、歴史に関連した多様なコンテンツが提供可能となるため、今後、エンターテイメントや観光情報の発信、散策・ウォーキングと絡めたヘルスケアへの活用、教育コンテンツへの応用など幅広いサービス展開を目指しているとのこと。
散策・ウォーキングと絡め、江戸名所でチェックインして数を競うサービスなど、趣味や健康、教育で役立つコンテンツが登場してきそうです。