オッサンが喋っても女の子アニキャラの声に! 史上初の音声変換AI技術搭載「ANIMEGAPHONE」が登場～ワンフェスで初お披露目。平田広明さん、小岩井ことりさんの声で実演
TBWA HAKUHODO、クリムゾンテクノロジー、ユカイ工学、Fantasista Utamaroからなるアニメガホン制作委員会が8日、発話者の音声を任意の声へとリアルタイムに変換するメガホン「ANIMEGAPHONE (アニメガホン)」の製品情報と、コンセプトムービーを公開しました。
「ANIMEGAPHONE」は、リアルタイムボイス変換AI技術を用いて発話者の音声を処理し、あらかじめ登録した他者(別人)の声を、音声としてほぼ遅延することなく発信することが可能なメガホン。例えば年配男性が話しても、若い女性の声で発声するといったことが可能です。同委員会では、「言語やイントネーションなどの言語情報を保ちつつ声質変換するシステムを『メガホン単体』に搭載するのは、初の試み」としています。
今までの「ボイスチェンジャー」は声の音程や音質をフィルタリングで変化させるのに対し、「ANIMEGAPHONE」は発話者の音声を解析し、登録した別の音声で発話させることが特長です。「ANIMEGAPHONE」を使えば、誰が喋っても、コンサート会場であればその歌手の声で、会社であればその社長の声で発話をするといった「思わず耳を傾けたくなるメガホン」として利用することが可能です。なお、発話可能な音声は事前登録が必要です。
同委員会では、混雑などが発生しやすい場所において、その状況で最も効果的な声で、案内や警備をよりスムーズ行なうといった活用方法を想定しているとのことで、システム単位でのレンタル提供を想定し、複数の実地テストを経て後、価格などを設定するとのことです。
また、この製品のデモンストレーションとして、発話音声を声優の平田広明さん、小岩井ことりさんに設定したバージョンを、2018年2月18日(日)に開催される世界最大のガレージキットイベント「ワンダーフェスティバル」(ワンダーフェスティバル実行委員会)で公開。平田広明さん、小岩井ことりさんの声で、会場内での実演・声かけを行なう予定としています。
