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メルカリ、シェアサイクルサービス「メルチャリ」を2/27(火)から福岡市内でスタート! “借りる”から“返す”まで、スマホアプリひとつでOK、料金は4円/分で使っただけ払うシステム

[2018/2/13 18:26]

 メルカリのグループ会社・株式会社ソウゾウは、オンデマンドシェアサイクルサービス「メルチャリ」を2月27日(火)に福岡市で提供開始します。

 「メルチャリ」は、自転車を置く場所を提供する地域の企業や店舗、公共団体のほか、庭先を貸す個人などが参加して運営する、新しいスタイルのシェアサイクルサービス。第一弾の導入都市に選ばれたのが福岡市で、今後順次拡大していく見込みです。

 「メルチャリ」は、専用のスマホアプリで、自転車のレンタルから返却までが完結するのがセールスポイント。専用の会員カードを作成したりといった手間はありません。なお、福岡市でのサービス開始時点では、アプリはiOS版のみの提供。追ってAndroid版が提供される予定です。

 「メルチャリ」のポート(駐輪場)は、 地域の民間企業に加えて個人宅・店舗の軒先など、大小問わずスペースの提供を受け、街により多くのポートを設置し、いつでもどこでも、乗りたいときにすぐ自転車を利用できる体験の提供を目指しています。

スマホひとつで簡単に!

 「メルチャリ」は、フリマアプリ「メルカリ」のIDとも連携し、「メルカリ」のアカウントでかんたんに利用できます。

 使い方は、アプリ内のマップに記載されている専用ポートで自転車を借りて、目的地近くのポートに返すだけ。誰でも 自転車のレンタルから返却までかんたんにできるのが魅力。

 料金は4円/分。乗った分だけ支払う料金システムです。支払いは、クレジットカード払い、コンビニ払い、ATM払いに順次対応予定。

 鍵の解除は、「メルチャリ」アプリ内で発行されるQRコードで行い、「借りる」から「返す」まで、スマホひとつで完結できます。

 ユーザーは、違反報告や自主的な放置自転車の移動など、アクションに応じて「メルチャリ」内で貯まるマイルやメルカリポイントがもらえます。 アクション履歴やマイルの累積状況はアプリ上で随時確認可能。日常的にユーザー同士で運営を助け合うような仕組みづくりが狙いです。

 自転車はGPS内蔵で、常時自転車の駐輪場所を把握。サポートトラックが放置・違法駐輪の自転車や故障車を移動・回収することで各ポートを常に最適な状態に保ちます。また、メルカリのカスタマーサポートで培ったノウハウを活かし、カスタマーサポートによる365日の監視も実施。突然の故障やトラブル時にも安心してサービスを利用できるとしています。

 「メルチャリ」で利用できる自転車は、20インチ、3段階ギア、 日本製の非電動アシスト自転車です。鍵はコネクティッド・ロックの開発および、関連サービスを手掛ける株式会社tsumugのスマートロックを搭載。鍵はQRコードでかんたんに解錠できます。自転車は、カゴ、LEDライト、ベル付き。

自転車専用保険付きで、万一の事故にも対応

 「メルチャリ」では、利用中の事故やケガ等に対応するシェアサイクル専用の保険を付保しています。シェアサイクル専用の保険を提供するのは、損害保険ジャパン日本興亜株式会社と、東京海上日動火災保険株式会社。

 万一の場合は、国内初となる「示談交渉サービス」つきの賠償や、ケガを被った場合には、死亡・後遺障害保険金額は1,000万円、入院保険金(日額)5,000円、通院保険金日額 2,500円の保障が受けられます。また、賠償責任を負った場合には、最高2億円の賠償金が保険から支払われます。
 また、自転車やポートなどの管理の問題で第三者に損害を与え賠償責任を負った場合ーーたとえば、自転車の転倒により子どもがケガをしたといった身体が対象の場合は最高2億円、近隣施設などへ損害を与えるなど財物が対象の場合も最高2億円の保険が付いています。

第一弾の福岡市では、ポート数50、自転車400台以上でスタート

 「メルチャリ」第一弾の展開都市は福岡市。 博多・天神・ウォーターフロントのエリアを中心に、サービス開始時点でのポート数は50、自転車は400台以上の設置を予定しています。夏頃までに、エリア拡大と2,000台程度の自転車の投入を見込んでいます。

 福岡市は、2017年からメルカリのカスタマーサポートの拠点があるという縁に加えて、充実した都市機能がコンパクトに整っていて、フラットな都市であることから、自転車で移動するのに適した立地というのが選んだ理由とのこと。

 また、野球やコンサートなどのイベント開催時にはバスやタクシーなどの公共交通機関のキャパシティが逼迫しやすいという交通課題もあるそうです。

 福岡市での「メルチャリ」ポート提供に協力するパートナー企業は2月13日(火)時点で以下の13社。

 アパホテル、イデックスオート・ジャパン(バジェット・レンタカー日本総代理店)、インベスターズクラウド、airBest、株式会社SHI、新生堂薬局、タイムズ24、株式会社TATERU bnb、ファミリーマート、フォレオ博多(大和情報サービス株式会社)、福岡地所、ベイサイドプレイス、ベスト電器(五十音順)。

 ホテルやコンビニ、時間貸し駐車場、ドラッグストアなど、シェアサイクルサービスのポートが併設されていると便利な施設や店舗が多く参加しています。「メルチャリ」では、引き続きポート提供に協力してくれる個人、企業を募集中。

[工藤ひろえ]