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トイレ&会議室の空室を見える化する「空いてるチェッカー」サービス開始~忙しいあいまを見て行ったトイレが満室!の悲劇がなくなるかも

[2018/6/20 14:31]

 株式会社 NTCは、オフィスのトイレや会議室など、個室の扉にセンサーデバイスを付け、利用状況をWebで確認することができるサービス「空いてるチェッカー」の提供を開始しました。

 近年のオフィスは、セキュリティのため入室するのにIDカードなどをかざす必要があるところが多く、また大きなビルではトイレまでの距離もけっこうあるもの。

 「空いてるチェッカー」の導入で、忙しい中、トイレに駆け込んだら満室!という悲劇を減らすことができそうです。

 また、会議室予約システムを導入していても、予約するだけして使わないのにキャンセルしない人……あるあるですね。スマホやWebで空室状況がチェックできるので、予約があっても利用されていない会議室を見つけることもできます。

「空いてるチェッカー」のしくみ


ドアに開閉センサーを設置してトイレや会議室の空室状況を“見える化”

 「空いてるチェッカー」は、トイレや会議室などのドアに開閉センサーを設置することにより、ドアの開閉状態や在室状況がサーバーに送信され、ユーザーはWebブラウザーからリアルタイムに状況をチェックできます。

センサーは数種類から選択可能

 設置するセンサーは数種類から選択でき、それぞれの環境に合わせて一式が提供されます。

 ユーザーは「長時間利用している個室」や「利用しているはずなのに空いている会議室」など、トイレや会議室の使用状況をひと目で把握可能。

ユーザー画面

 トイレ、会議室探しの無駄な時間が減るのはもちろんですが、長時間利用者も把握できるので、「トイレ個室内でだれか倒れているのでは」といった異常も早期に察知することができます。

 社員にはあまりうれしくない気もしますが、管理面では、トイレでのプチ休憩の実態が把握できるというメリットも。

管理者画面

 また、管理者画面では利用統計なども見ることができるため、トイレの適切な清掃タイミングがわかる、会議室ごとの利用実態も把握できるので次回のレイアウト変更の参考にできる――といったメリットもあります。

 料金は個別見積もりとなりますが、ゲートウェイにNTCの法人向け格安SIMのモバイルサービスを使うことで通信コストを大幅に削減し、通常平均約2,000円である通信コストを約7割程度減らすことができたとのこと。

 導入時には無料トライアル期間も設けられているため、トイレの混雑や会議室予約で改善要望がある場合、管理部門に提案してみるといいかもしれません。

[工藤ひろえ]