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シニア世代1,000人にSNSの利用状況を聞いてみた! SNSを利用しているのは2人に1人、利用しているSNSは「LINE」がトップ~マクロミル調べ

[2018/8/14 14:37]

 株式会社マクロミルは、「シニア世代のSNS利用」調査の結果を発表しました。

 調査は、Facebook、Twitter、Instagram、LINEという4つのSNSについて、全国60~79歳の男女1,000人を対象に実施。

 シニア世代では、2人に1人がSNSを利用していることがわかりました。利用率は、「LINE」41%、「Facebook」25%、「Twitter」15%、「Instagram」10%で、シニア世代においてもLINEの利用率が最も高くなっています。


シニア世代の2人に1人がSNSを利用。最も利用されているのは「LINE」

 シニア世代1,000人のうち、SNSを利用しているのは52%と約半数。シニアでも、2人に1人はSNSを利用していることになります。

 主なSNSの利用率は、「LINE」41%、「Facebook」25%、「Twitter」15%、「Instagram」10%、「その他SNS」2%で、LINEを利用している人が最多となりました。


利用のきっかけは「家族の勧め」が半数

 シニア世代がSNSを始めたきっかけは、どのSNSサービスでも「友人・知人などに勧められて」が多くなっていますが、LINEについては、「家族に勧められて」が53.6%と突出しています。

 Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSは、どちらかといえば“投稿・閲覧型”であるのに対し、LINEは“メッセージの送受信型”。

 離れて暮らす親子の連絡手段や、シニアと孫とのコミュニケーションなど、家族間のコミュニケーションツールとして利用されているようです。


発信・閲覧ともに、利用頻度が高いLINE。その他SNSは、閲覧メインが多数派

 投稿(発信)について調べたところ、LINEでは「毎日」発信するという人が34.4%に上り、他のSNSに比べて、発信でも利用頻度が高いことがわかりました。

 一方、閲覧の頻度は、「毎日」がLINEでは56.1%と、やはりLINEの閲覧頻度が高いものの、Facebook、Twitter、Instagramも4割以上の人が毎日閲覧していて、シニア世代では“閲覧メイン”で楽しむ人が多いことがうかがえます。


Facebookは友人とのコミュニケーション、Twitterはトレンドチェックと暇つぶし、Instagramでは写真を楽しむ

 LINEは家族に勧められてはじめ、家族間のコミュニケーションに多く利用されているようですが、Facebook、Twitter、Instagramを利用するシニアはどういった目的で利用しているのでしょうか。

 Facebookユーザーは、「仲の良い友達とのコミュニケーション、近況を知りたい・伝えたい」などが上位を占め、リアルの友人知人とのコミュニケーションに活用されているようです。

 Twitterについては、投稿の理由が多様で人により異なるようですが、「暇つぶし」で投稿する人が比較的多い傾向が見られました。閲覧については、「ニュースや話題をチェックしたい」が30%で最多で、トレンドチェックの目的が大きいようです。

 Instagramは、投稿の理由は「写真を投稿したい」が33%でダントツのトップ。2番目の「楽しい」17%も他2つのSNSにはない理由でした。閲覧の理由も、「写真を閲覧したい」37%が圧倒的に多い結果となっています。シニアでは、写真撮影を趣味とする人も多いため、趣味の写真をより楽しむために利用している人が多くいそうです。

[工藤ひろえ]