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「Yahoo!ジオシティーズ」が2018年3月末でサービスを終了、ヤフー「これ以上の継続は難しい」~海外ではすでにサービス終了、米国法人設立から24年の歴史に幕

[2018/10/1 16:25]

 ヤフーは10月1日(月)、「Yahoo!ジオシティーズ」のサービス終了を発表しました。2019年3月末でサービスを終了し、2019年4月1日以後はアクセスできなくなります。

 ジオシティーズは1994年アメリカで誕生。誰でも簡単にホームページを開設できる仕組みや、ストリート名と番地を選んでホームページを開設するという、いわば仮想の都市を作るユニークな試みにより、瞬く間にインターネット初期の代表サービスの1つとなりました。

 1997年には日本法人ジオシティーズ株式会社が設立され、2000年からは「Yahoo!ジオシティーズ」となり、Yahoo!ブランドのサービスの1つとして運営されてきました。

 アメリカでの誕生から24年、日本法人設立から21年、Yahoo!ジオシティーズとなってから18年が経ったことになります。

 アメリカをはじめ、各国で提供されたジオシティーズは2009年にすでにサービスを終了ずみ。

 日本のジオシティーズだけががんばって残っていた形ですが、ここまでサービスを継続してきたヤフーは「サービス終了の理由は、一言では説明できません」としながらも、「採算面や、今後システムを維持するためのテクノロジーに関する複数の課題などを総合的に判断した結果、これ以上の継続は難しいという判断に至りました」と説明しています。

 サービス終了にあたり、ヤフーではドメイン移行ガイドや、移転先サービスを紹介しています。

 インターネットが爆発的に広まるキラーテクノロジーとなったのがWorld Wide Web。当初は大企業や大学など限られた組織が情報を発信していましたが、インターネットプロバイダーによって誰もがインターネットに接続することができるようになるとほぼ同時に、多数のホームページサービスが生まれ、個人が自由に情報を発信できるようになりました。

 ホームページサービスで、好みのページテンプレートを選ぶだけでWebページが作成できるようになり、以後爆発的にホームページが増加。あらゆる情報がインターネットで取得できる時代になっていきます。

 その後、個人の情報発信は更新の容易なブログ、そしてSNSへと個人の情報発信手段の主流は移行していきますが、ひとつのテーマでまとまった情報を提供したいときなどに、現在もホームページは利用され続けています。

 「Yahoo!ジオシティーズ」のサービス終了は、Windows 95が登場した時の秋葉原の熱狂を覚えている世代には感慨深いものがありますが、これも時代の流れ。

 保存しておきたい情報を「Yahoo!ジオシティーズ」にホームページとしてまとめている人は、早めの移転作業をおススメします。

[工藤ひろえ]