USB急速充電器から発煙　Ankerが「PowerPort Atom PD 4」を自主回収～破棄予定の不良品40個を間違えて出荷

　アンカー・ジャパンが8日、2019年4月23日(火)に販売を開始したUSB急速充電器「Anker PowerPort Atom PD 4」(製品型番：A2041121)について、不良品(初期ロット内40個)が正常品と混在した状態で出荷されていたことが判明したと発表しました。影響拡大を防ぐため、製造および販売を中止し、自主回収・返金するとしています。

【お知らせ】「Anker PowerPort Atom PD 4」をこの度回収させていただくこととなりました。皆様にご心配とご迷惑をお掛け致しますことを深くお詫び申し上げますと共に、回収にご協力を賜りますようお願い致します。
詳細→https://t.co/2PHR7EWn43

— Anker Japan (@Anker_JP)2019年7月8日

　2019年6月7日(金)に、カスタマーサポートに電解コンデンサーの液漏れと発煙が生じたと報告(第一報)があり、同日より原因究明に向けて調査を開始。2019年6月30日(日)に不具合に係る原因が特定され、回収する決定したとのこと。

Anker PowerPort Atom PD 4

　原因は、製造時のリフロー(はんだの接合)工程で、通常よりも長い時間加熱された製品が40個発生。当該製品は出荷不可として廃棄処理される予定でしたが、委託先の製造工場の管理体制に不備があり、正常品と混在した状態で出荷されてしまったとしています。

　同社では、「現在、委託先の製造工場の管理体制および社内での検品体制の更なる厳格化を迅速に進めている」としています。