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チンアナゴもリモートワーク!? すみだ水族館が「チンアナゴ顔見せ祭り!」を明日3日(日)からFacetimeで緊急開催~チンアナゴが人間を忘れはじめています…!

[2020/5/2 12:33]

 オリックス水族館が運営する「すみだ水族館」が、2020年5月3日(日)~5月5日(火)の3日間、「緊急開催!チンアナゴ顔見せ祭り!」を急遽開催します。

 チンアナゴは本来、非常に繊細で警戒心の強いいきものなため、すぐに砂の中に潜って隠れてしまいますが、約300匹がひとつの水槽で暮らす「すみだ水族館」のチンアナゴたちは、観客がいることが日常なため、人が近づいても潜ることはほとんどないそうです。

 ところが、2020年3月1日(日)より「すみだ水族館」が臨時休館に入って以降、館内のチンアナゴたちにある変化が…。“人がいない環境”が日常になったことで人間の存在を忘れ始めてしまったのか、飼育スタッフが通りかかってもすぐに砂に潜って隠れてしまう事態に。

 チンアナゴたちが姿をみせなくなったことで、飼育スタッフが日頃行なっている「元気かどうか」「痩せ細っていないか」「病気になっていないか」などを確認するのが難しくなっているそうです。

 ほかにも、普段群れをなして生活するチンアナゴたちが、群れからはぐれてしまったことでストレスになっていないか、喧嘩してキズを負っていないかなど、砂の中に潜ってしまうと確認できないことがたくさんあり、チンアナゴたちが快適に過ごせるよう常に気遣っている飼育スタッフにとって困難な状況とのことです。

 そこで、ビデオ通話越しに顔を見せることで、“チンアナゴたちに人間の存在を忘れないでほしい”と考え、急遽実施することにしたそうです。「チンアナゴたちがこれまでどおり人間が近づいても砂に潜らずに元気な姿を見せてほしい」、そんな願いが込められているとのことです。

 iPhoneやiPadの「Facetime」からビデオ通話をかけることで、自宅にいながら誰でも気軽にチンアナゴたちに会うことができます。また、開催期間中は1日2回、フィーディングプログラム「さぁ、ゴハン!」も実施。ゴハンのときならではのチンアナゴたちの生き生きとした姿は必見です。

 顔だけ砂場からひょこっと出してる姿や喧嘩している姿、もしくは砂地から飛び出して泳いでいる姿も見られるかもしれませんが、みんな潜りこんでしまって、全く顔を出さないかもしれません…。すみだ水族館として初の試みなので、どんなチンアナゴが見られるかやってみないとわかりません…、とのことです。

 ただし、「頑張ってはみたのですが」(同館)、同時に接続できるのは5回線のみ。そのため、ネットワークが混雑してしまったり繋がるのに時間がかかる可能性があるそうです。

開催概要

開催日時:2020年5月3日(日)~5月5日(火) 各日10時半~14時
開催内容:
 ビデオ通話アプリ「Facetime」を通じて、自宅にいながらすみだ水族館のチンアナゴたちに会うことができます。
参加方法:
 1)iPhoneまたはiPadから「Facetime」を開き、宛先に下記いずれかのgmailアドレスを入力しビデオ通話をかける(Android OS非対応)
 helpchin001@gmail.com?
 helpchin002@gmail.com?
 helpchin003@gmail.com?
 helpchin004@gmail.com?
 helpchin005@gmail.com?

 2)水槽前に設置したタブレット端末とビデオ通話が始まったら、チンアナゴに顔を見せながら手を振ったり呼びかけたりしてください。※大声では叫ばないで。

 3)設置する端末は5台です。5分程度顔見せできたら、次の方のために通話を切ってください。

注意事項:
 ・iOSのみ参加可能となります。Android OSでの参加は遠慮ください。
 ・Wi-Fiで接続しない場合、契約のデータ料金プランによってはパケット通信料が発生します。
 ・参加希望者多数につき、接続に時間を要する場合があります。その場合は時間を置いてから再度かけなおしてください。

[古川 敦]