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グルーポンが日本市場から撤退の発表と同時に日本でのクーポン販売を終了 「スカスカおせち騒動」から約9年10カ月~10月27日に営業担当者は全員退職し、別担当部署が店舗サポート

[2020/9/29 15:58]

 共同購入型クーポンサイトを運営する「Groupon」が、日本市場からの撤退を2020年9月28日(月)に発表しました。撤退と同時に、日本でのクーポン販売が終了しています。

 同社では日本撤退にあたって、「このたびの決定は私どもにとりましても大変に重く、辛いものですが、弊社グルーポンは、グローバル企業として、すべての支払義務を履行いたします。また、できる限り円滑かつ効果的に、皆様と協働してこの度の手続きを進めてまいります。長年にわたる皆様のご信頼とご協力に改めて感謝申し上げ、皆様の益々のご発展を祈念いたします」としています。

 有効期限内の未使用の購入済みクーポンについては、2020年12月27日まで店舗で使え、その旨をグルーポンユーザーに向けて、メールで連絡するとのことです。なお、12月27日より前に有効期限を迎えるクーポンについては、元の有効期限をもって失効します。また、12月28日以降に、有効期限内の未使用クーポンを所有している場合は、購入時の決済手段を介した返金を行なうとしています。

 なお、2020年10月27日をもってすべての営業担当者は退職し、店舗サポートは別担当部署が行なううとのことです。

 Grouponは、2010年8月に日本進出を表明し、共同購入型クーポンサイトを運営していた「クーポッド(Q:pod)」を買収してグルーポンの日本法人とし、10月1日に社名をグルーポン・ジャパン株式会社へ変更。日本でのサービスを開始しました。2011年には「スカスカおせち騒動」が話題となりました。

[古川 敦]