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ブルーインパルスがパラリンピックの展示飛行でカラースモークを不適正な低空で使用 近隣から付着したとの問い合わせ複数で窓口を開設~「人体及び環境等への影響は問題ないレベルであると考えている」

[2021/9/1 21:11]

 航空幕僚監部が8月30日、「東京2020 パラリンピック 競技大会」開会日の2021年8月24日に東京都内上空で展示飛行を実施したブルーインパルスが、航空自衛隊入間基地周辺(埼玉県)を飛行する際に、適正とされている高度よりも低い高度でカラースモークを使用したと発表しました。それにより、入間基地周辺の部外の車両にカラースモークと思われる物質が付着しているとの問い合わせが複数あり、航空自衛隊が問い合わせ窓口を開設しています。

 航空幕僚監部は、「カラースモークの不適正な使用により、ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます」と謝罪。なお、今回のカラースモークの不適正な使用による人体及び環境等への影響については、開発時に収集した安全性に係るデータに照らして問題ないレベルであると考えているとのことです。

 航空自衛隊では、担当者を現地に派遣するなど、状況を把握するとともに、問い合わには個別に対応しているとのことです。現在、細部の事実関係については確認中であり、当該事実に該当する又はその可能性があると思われる人は、問い合わせるよう呼びかけています。

[古川 敦]