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福井県産業情報ネットワーク「ふくいナビ」のデータが消失 NECキャピタルソリューションがクラウドサーバーの使用権更新を忘れたためと発表~「復旧に向けて関係各所と検討中」

[2020/11/10 20:11]

 NECキャピタルソリューションが10日、公益財団法人ふくい産業支援センターに賃貸していたクラウドサーバー上のデータが消失し、福井県産業情報ネットワーク「ふくいナビ」が使用できなくなる事態が発生したと発表しました。同社では、「関係者の皆様には多大なご迷惑とご心配をお掛けすることとなりましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。

 NECキャピタルソリューションでは11月2日に、ふくい産業支援センターから、「ふくいナビ」の使用ができなくなったとの連絡を受けて、事態を認識したとのことです。

 原因は、クラウドサーバーの使用期間更新の際に、必要であった使用権の更新をする手続きを、NECキャピタルソリューションの事務手続きで漏らしていたためとしています。そのため、使用権が消滅し、11月1日から使用不可能となり、このクラウドサーバーに格納していた「ふくいナビ」のシステムプログラムやデータが消失したとのことです。

 現在、システムの復旧に向けて関係各所と検討を行なっており、詳細については、判明した段階で速やかに公表する予定としています。

[古川 敦]