ゲーム・ホビー

オンラインゲームのサービス終了で、100万以上課金したユーザーのつぶやき「残ったのは後悔だけ」に共感の声

[2016/3/16 12:54]

 株式会社ケイブは、PC向けオンラインゲーム「真・女神転生IMAGINE」のサービス終了を3月11日に発表。サービス終了を知ったユーザーのツイートが話題になっています。

 話題のツイートは、「私が高校の時から始めて総額100万以上課金してきたであろう女神転生IMAGINEというゲームがサービス終了する。サービス終了に当たり私に残ったものは、なんで形が残らないものに100万以上課金したのかという後悔だけです。ソシャゲやってる人オンゲしてる人、課金はよく考えてやろうな」というもの。

 サービス終了が発表された3月11日につぶやいたこのツイートは、1万5,000回以上リツイートされ、5,000以上の「いいね」を集めています。

3月11日に公開された「真・女神転生IMAGINE」サービス終了のお知らせ

 ツイートへの返信も多く寄せられ、「心中お察しします。ソシャゲの課金はその時楽しむ為のものなので何も残らないんですよね。夢中になっている時は気付かないですし、本当に高い授業料ですね。でもソシャゲから抜け出すには身を以て知るしかないと思います。」という同じような経験を持つユーザーからのツイートも。

 これに対してツイート主は「そうですね・・・あくまでデータなんですよね。課金してしまったのは自業自得なんですが、私の場合はそのゲームに対して熱が冷めた瞬間に思い出もなにも残らず後悔だけが残ってしまいました(;´д`)何事もほどほどに、ですね~」と返信しています。

 ほかにも、以下のような共感の返信が。

「自分はネットゲームに◯十万使って、サービス終了を見事に食らったアンポンタンです笑 お気持ちよく分かるのでリプ送らせて頂きました… 今でも、あの頃は楽しかった!しかし時間もお金も無駄にしてしまった… 戻って自分に辞めさせたい。と思ってます笑」

「私もあまり人気のないオンラインゲームに10年で100万以上突っ込んでいる。今はいつ辞めるか悩んでるところですよ。お金を今後使わなくて済むんだから運営に感謝しないと;;」

 一方で、「ソシャゲに限ったことではないですよ。漫画だってフィギュアだってゲームだって熱が冷めれば『何でこんなものに』です。好きになった女の子に入れ込んで一生懸命お金使って結局別れることになったって『何でこんな女に金使ったんだろう?』ですよ」と、熱が冷めればソシャゲに限らずそんなものだという意見も。

 このあたりは意見の分かれるところだと思いますが、やはり多額の課金経験があるらしいユーザーは、「モノとデータは全然違う」とツイートしています。

 「自分が思うにこれのタチの悪いところはなぜそこまでお金をかけてしまったのか分からない事と、誰にも自慢出来ない事です。手元に残る100万円のモノと、100万円分のデータ、全然違うんですよね…コレに当時の自分は気付かないので課金は恐ろしいです(苦笑) 」

 「課金ゲーム=悪」とは言えませんが、ゲームに夢中になっているときは、期間限定といった言葉に煽られてついつい予算を超えて課金してしまいがち。記者も重課金者の多いスマホゲームで遊んでいるので、ガチャで20万、30万と課金しても目的のSSRが出なくて、「もうゲーム自体が楽しめなくなったのでやめる」という声をよく目にします。

 オンラインゲームやソーシャルゲームはクラウドサービスなので、サービスが終了したらすべて遊べなくなります。この点が、ハードとソフトが揃っていれば、何十年後でも遊べる家庭用ゲーム機のゲームとはまったく違うところ。

 現在大人気のソーシャルゲームでも、いつかサービス終了の日が必ず来ます。熱くなって予算を超えて課金したくなった時は、「このサービスもいつかは終わる。終わったらゲームの起動すらできなくなる」ということを思い出すと冷静になれるかもしれません。

[工藤ひろえ]