ゲーム・ホビー

スマホ課金ゲームのプレイヤー、「課金は1つのゲームに決めている」が最多

[2016/4/26 12:47]

 MMD研究所は、「スマートフォンゲーマーのアプリ内課金に関する実態調査」の結果を発表しました。

 調査は、MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所と株式会社AppBroadCastが運営するスマホゲーム事前予約・情報サイト「ゲームギフト」が共同で実施したものです。調査対象は、スマホゲームをプレイする10代以上の男女556人。


課金するゲームは「ひとつに決めている」が最多

 並行して課金しているゲームについての質問では、39.9%が「課金するタイトルは1つに決めている」と回答。続いて「2タイトル並行して課金している」が35.1%となりました。3タイトル以上課金しているプレイヤーは25%で、4人に1人の割合。

 調査対象は10代“以上”で、30代男女など大人も含まれますが、「課金するのは2タイトルまで」が75%と多数派のようです。

 男女別に見ると、女性は「課金タイトルは1つに決めている派」が45.8%と5割近いのに対して、男性では「2タイトルまで並行課金派」が37.4%で最多。男性の方が複数ゲームに課金する傾向があることがわかりました。


並行して課金しているゲームのジャンルは「別ジャンル」が76.0%。優先度は「イベントで変わる」

 同時に課金しているタイトルがあるプレイヤー334人に、並行して課金しているゲームのジャンルについて聞いたところ、「別のジャンルのゲームで並行して課金している」が76.0%を占め、並行して課金するタイトルは別ジャンルというユーザーが大半という結果になりました。

 並行して課金しているプレイヤーに課金の優先度について聞いた質問では、「イベントや出現キャラ、キャンペーンなどに応じて、優先タイトルが変わる」という回答が73.1%で最多となりました。スマホの課金ゲームではイベントやキャンペーンが絶え間なく開催されることが多いのですが、イベントやキャンペーンはやはり大きな魅力となっているようです。

あまりやらなくなった課金ゲームを再開するきっかけは「ひまつぶしに思い立って」

 課金したゲームをやめた理由は、「ゲームそのものに飽きた」49.8%、「あからさまな課金への誘導」45.7%が4割を超え上位となりました(複数回答)。運営によるあからさまな課金煽りは、逆効果となることも少なくないようです。

 課金したものの、遊ばなくなったゲームのデータについては、「いつか再開するかもしれないので、消さない」派が33.1%で最多。「やる予定はないが、もったいなくて消せない」22.2%と合わせると、55.3%と半数以上が課金したゲームはスマホから削除しないと回答しています。「アカウントごと削除して、きれいさっぱりやめる」派は22.2%でした。

 課金してきたゲームで一度はあまりやらなくなったものの、再び熱中したことがあるかを聞くと、51.8%が「再び熱中したことがある」と回答。きっかけは、「ひまつぶしに思い立って」が61.8%と6割を超えました。

 再開したきっかけに「ウェルカムバックキャンペーンを見て」をあげる人は22.6%。フリーアンサーの回答で「好きなアニメのコラボ」(20代男性)、「他のメインでやっているゲームとのコラボ」(30代女性)をあげる人も。

 課金したゲームは飽きてもスマホから削除しない人が多く、退屈しているときや、キャンペーンやコラボ情報を目にして再開することが少なくないようです。

[工藤ひろえ]