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タニタがゲーム業界へ進出! アーケードの興奮を完全再現するコントローラー「ツインスティックVTX」のクラウドファンディング6/8(金)スタート

[2018/6/8 12:58]

 体組成計やタニタ食堂など、健康づくりに関わる事業を展開する株式会社タニタが、ゲーム用コントローラーのクラウドファンディングを6月8日(金)昼12時よりスタートしました。

 コントローラーは、セガゲームスのPlayStation 4用ゲームソフト「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)」に対応する「ツインスティックVTX(バージョン・タニタ・エキストラ)」。

PS4用バーチャロン最新作に対応する「ツインスティックVTX(バージョン・タニタ・エキストラ)」

 「ツインスティックVTX」は、「バーチャロン」シリーズの特徴である2つの操縦桿「ツインスティック」によるダイレクトな操作を、家庭で再現します。

 クラウドファンディングは、商品自体がリターンとなる購入型のクラウドファンディング。All-or-Nothing方式で行うため、期限の7月30日23時59分までに目標金額に到達しなければ不成立となります。目標金額は2億7,700万円と、クラウドファンディングとしてはかなりビッグな資金調達。

 支援金額は1口5万5,400円(税込)で、合計5,000口の応募を目指します。PS4や対象ゲームは持っていないけど支援したい! という場合は、1口3,000円で、お礼の手紙+タニタコーヒーのセットが送られてくるコースも用意されています。

 クラウドファンディングが成立した場合、リターンとなる商品の発送は、2019年5月を予定しています。

 「ツインスティックVTX」が対応する「とある魔術の電脳戦機」は、「バーチャロン」シリーズの最新作。

 「バーチャロン」シリーズは、CGで描かれた3次元空間で巨大ロボットを操作して戦う対戦ゲームで、シリーズの第1作である「電脳戦機バーチャロン」はアーケードゲームとして1995年に登場しました。

 初代アーケード版は、専用筐体に備えられた2つの操縦桿「ツインスティック」を使う直感的な操作と、スピーディーかつ相手の動きを読み合う奥深いゲーム性が多くのゲームファンに支持されました。

 多くのファンに望まれながらも、最新作「とある魔術の電脳戦機」に対応するツインスティックが存在しないことから、今回、ファンの期待を商品開発に結びつける手法としてクラウドファンディングで支援を募り、商品化を目指すことにしたとのこと。

 「ツインスティックVTX」は、「一生もののツインスティック」がコンセプト。セガゲームスの全面協力を受け、アーケードの興奮を家庭で完全再現できる商品として、専用筐体と同等の操作性と高い耐久性を実現したのが特徴です。

 具体的には、前モデルの家庭用ツインスティックでは「4度」であったスティックの傾斜可能角度を「8度」とし、アーケード版と変わらない操作性を再現。また、スティック基部の構造を強化し、「ねじり」や「加重」に対する高い耐久性を確保したとのこと。

 また、これまでの家庭用ツインスティックはユーザー自身が分解して部品を交換するケースが多かったことから、本体内の配線レイアウトをシンプルな構造とし、メンテナンス性も高めています。スティック基部については、アーケード版専用筐体の交換パーツとしての販売も視野に入れ、開発を進めるとしています。

 「ツインスティックVTX」プロジェクトは、タニタにとっても、新たな事業領域へと踏み出す大きなチャレンジ。

 これまでの事業領域とは異なる分野に取り組むとき、資金調達や人材確保、販路開拓が課題となりますが、日本には優れた技術を持った人材や企業が多数あり、タニタでは、これまでにない商品を望む潜在的なニーズと結びつけていくチャレンジを今後も積極的に取り組んでいくとしています。

[工藤ひろえ]