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書くように印刷できる!? リコーが紙の上をスライドさせて印字する新感覚プリンタ「RICOH Handy Printer」を発売~立体物や、水引のついたのし紙などにも印字可能

[2019/4/18 22:58]

 リコーが、紙の上をスライドさせると、テキストや画像、QRコード、バーコードなどをどこでも印字できるハンディサイズのモノクロインクジェットプリンタ「RICOH Handy Printer」を、2019年4月17日(水)に発売しましました。White、Black、Redの3色をラインナップ。価格はオープンで、店頭価格は55,000円(税込)程度です。

「RICOH Handy Printer」の紹介動画

 「RICOH Handy Printer」は、「印刷で新しい価値を生み出す」をコンセプトに開発された新感覚のプリンタで、通常のカット紙はもちろん、不定形サイズの用紙や段ボールなどの立体物、水引のついたのし紙など、プリンタに通らない、もしくは通しにくい紙にも印字することができます。

 ハンディサイズで本体重量約300gと小型化・軽量化を実現したほか、連続で2時間駆動できるバッテリを採用。インクジェットヘッドが搭載された本体底部のインク吐出面を印刷媒体に置き、本体上部の印字スタートボタンを押しながら、本体を水平にスライドさせることで、いつでもどこでも印刷できる新感覚のプリンタとなっています。最大文字数は500文字です。

315gはリンゴ1個分の重さ。使いたい場所に手軽に持ち運べ、コードレスで利用場所を選ばず業務フローの改善が図れるとのこと

 印刷データはスマートフォンやパソコンのアプリケーションから Bluetooth、またはUSB接続により取り込みます。解像度は600×600dpiに対応し、印字領域はテキストが幅13.5×長さ594㎜、画像が幅182×長さ127㎜となっています。

 同社では「テキストデータや画像、QRコードやバーコードを印刷することが可能なため、製造業や小売業、物流業をはじめ、さまざまな業務や生活の中で幅広く活用することができる」としています。なお、Android用アプリケーションは公開済みで、Windows用アプリケーションは2019年5月末公開予定としています。

Android用「Handy Printer by RICOH」
印字例

 また、WindowsとAndroidのソフトウェア開発キットも無償公開され、現在使用しているシステムなどから「RICOH Handy Printer」にダイレクトに印刷指示をしたい場合などにも対応できます。

 「RICOH Handy Printer」には、A4 5% チャート 320枚程度印字可能な「RICOH インクカートリッジ HC01K」(税別5,000円)が1個付属。本体サイズは幅46×奥行き121×高さ81㎜、重量315g(インクカートリッジ含む)。本体耐久は3年または、走行距離50Kmとしています。

「RICOH インクカートリッジ HC01K」を使用
[古川 敦]