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鉛筆に付ければ宿題したくなる秘密道具!? コクヨのIoT文具「しゅくだいやる気ペン」が発売初日約2時間で完売~毎日10時から300個販売。約8割が自ら家庭学習するように

[2019/7/19 15:54]

 コクヨが、小学校低~中学年向けに、いつもの鉛筆に取り付けて、勉強への取り組みを分析することで、日々の努力を“見える化”するというIoT文具「しゅくだいやる気ペン」(NST-YRK1)を2019年7月17日(水)に発売しました。販売価格は4,980円(税別)。年間販売目標は1億円。

コクヨ しゅくだいやる気ペン

 コクヨ公式オンラインショップ「コクヨショーケース」でのみ販売され、発売日初日には、発売後2時間程度で当日販売分が売り切れるほどの人気です。その後、毎日10時から約300個販売するとのことです。

 「しゅくだいやる気ペン」は、市販の鉛筆(適合目安:六角形・軸径7~8mm)に取り付け、無料の専用スマートフォンアプリ(iOS版のみ。iOS 11以上のiPhone、iPadに対応)と連動させて使用します。加速度センサーによる測定データが、ペンを手に持って勉強に取り組むことで溜まる「やる気パワー」として記録されます。なお、通常の筆記では発生しないような大きな振動では検知しない仕組みが搭載されているとのこと(特許出願中)。

コクヨ しゅくだいやる気ペン 製品の使い方

 溜まった「やる気パワー」に応じてLEDの色が変化し、勉強への取り組みを「やる気パワー」として“見える化”。データは本体内のメモリに保存され、使用後にBluetoothでスマートフォンと通信し、アプリと連動させることで、アプリ内のキャラクターが力を得て、すごろく形式の「やる気の庭」を進みます。全18ステージで様々なアイテムを収集でき、子どもがついついやりたくなる仕様です。

 同時に、保護者にとっては子どもの努力をカレンダーやグラフとしてひと目で確認でき、褒めるポイントを発見しやすくなるとしています。「しゅくだいやる気ペン」のサイズは、15×23×107mm、重量は約19gとなっています。

 「しゅくだいやる気ペン」は、子どもには家庭学習に取りかかりやすく、保護者には褒めやすくするきっかけを与え、親子の円滑なコミュニケーションを通して「やる気」を育む商品として、2016年より企画開発をスタート。事前モニター調査では、実際に「子どもが自ら家庭学習をするようになった」が約8割、「子どもをほめる回数が増えた」が約9割と、子どもの学習を応援することができる製品に仕上がっているとしています。

[古川 敦]