モスバーガーがプリペイド「モスカード」でカード番号を2重発行 それぞれで使用できる事態が発覚~対象者には全額補償し、お詫びに500ポイント付与
モスフードサービスが10日、同社が発行するチャージ式プリペイドカード「モスカード」で、カード番号が重なって発行されるという事態が発生したと発表しました。
この度はご迷惑をお掛けいたしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。今後は管理体制を徹底的に見直し、再発防止に努めてまいります。
— モスバーガー (@mos_burger)January 10, 2020
今後とも、モスバーガーをご愛顧賜りますよう、何とぞお願いいたします。
同一番号のカードが最大2件発行され、それぞれで入金や使用、ポイント利用ができる状態となったとして、対象モスカードの利用を停止。所有のモスカードが利用できなかった場合は、モスカード緊急窓口まで連絡するよう呼びかけています。
利用履歴を確認した上で、履歴のあったモスカード所有者には、期間内(2019年6月6日~2020年1月9日)に使用された金額、MOSポイントおよび残高をチャージしたモスカードを新たに発行するとのことです。
この事態は、モスバーガーで、年末から年始にかけてカード会員限定のポイント付与キャンペーンを実施したことにより、モスカード会員からの問い合わせが複数あったことで発覚。
2019年12月31日(火)にモスカード会員より、実際に使用していない利用履歴があることについて問い合わせがあり、その後、2020年1月2日(木)にも数件の問い合わせがあり調査を開始。モスカードの発行に関する委託先と運用に関する委託先にて調査を進め、2020年1月4日(土)に会員カード番号の重なりがあることが発覚したとのこと。
誤発行されたのは、2019年6月以降、新たに発行されたモスカードの一部の番号。9,674件のカード番号が二重発行され、その内1,286件のモスカード番号で入金や使用の履歴あり。2,500名程度が重複利用されている可能性があるとしています。なお、今回の事態でモスカード会員様の個人情報が他人に漏えいするなどの事態は発生していないとのこと。
原因は、モスカードには、プラスティック製のカード(物理カード)とスマートフォンのアプリで登録するデジタルカードの2種類が存在し、既に製造されている物理カードの番号を、デジタルカードの新規登録会員に付与してしまうという誤りが発生したためとのこと。
委託先による業務フロー管理の誤りにより発生したものであり、モスフードサービスの監督管理の不徹底が原因としています。
モスフードサービスの対応
1. 1月10日(金)午前0時 二重発行した9,674件の使用を停止
2. 1月10日(金)午前より モスバーガーWEBサイト、WEB 会員向けのメール、スマートフォンアプリ、公式SNSで謝罪
3. 1月10日(金)午後1時 モスカード会員からの問い合わせ窓口を設置
4. 1月10日(金)以降
【デジタルカード登録者】
[案内方法]
メールにて個別に連絡
[対応方法]
1月下旬を目途に、新しいモスカード番号を採番し、全額補償並びに500ポイントを付与
【プラスティック製カード利用者】
[案内方法]
WEBサイト、スマホアプリ等にて告知
[対応方法]
緊急対応窓口で状況を確認の上、全額補償並びに500ポイントを付与
※損金の発生していない同一番号カード所有者も全額補償し、500ポイントを付与。
※ポイントは1ポイント=1 円分としてモスバーガー商品を購入できます。
※補償対応期間:2019年6月6日~2020年1月9日