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お城ファンの“推し”城ランキング発表! 3位は愛知・犬山城、2位は長野・松本城。1位は時代劇で江戸城としてたびたび登場するあの名城!

[2020/3/24 16:54]

 東北新社が運営するお城情報サイト「城びと」は、4月6日の「城の日」を前に、「2020年に行きたい!お城ファンの”推し城”25」ランキングを発表しました。

 今回発表されたランキングは、お城情報サイト「城びと」が登録ユーザーを対象に、日本100名城・続日本100名城の計202城の中から、「2019年に印象的だった・行ってみた・行きたかった」お城を「推し城」として選ぶ企画「Castle of the Year」で実施したアンケート結果をもとに算出したもの。

 1位には兵庫県の姫路城、2位は長野県の松本城、3位は愛知県の犬山城が選ばれました。TOP3はいずれも、江戸時代までに建造された「現存天守12城」で天守が国宝指定されています。ほかに天守が国宝指定されているのは、彦根城と松江城で、全国でも5城しかありません。

 1位の姫路城は、“白鷺城”の愛称で知られます。美しいのはもちろん、江戸時代以前に建設された天守が残る現存12天守の1つに数えられるなど史跡としての価値も大きく、1993年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

 現存していない江戸城と、堀が3重の螺旋形といった構造が同じで外観が似ていることから、時代劇では江戸城としてたびたび登場します。

 姫路城を選んだ城ファンからは、「美しさと力強さに何度行っても心が高鳴る」「やはり日本を代表する城郭だと思う」などの声が寄せられました。

姫路城

 2位にランクインした松本城の魅力は、白漆喰と黒漆塗の下見板で覆われた外観の美しさ。背景に広がる北アルプスも含めて一見の価値があります。

 松本城に関する様々なクイズが出題される「国宝松本城クイズ」、江戸時代の姿を再現するVRが楽しめる「ストリートミュージアム」など、スマホ向けアプリも提供。城内には兜や忍者の衣装を身に付けた「おもてなし隊」がいて、一緒に記念撮影もできます。

 松本城推しのコメントでも、「漆塗りの城壁がアルプスの山と空に映える」など、松本ならではの風景とマッチした城の美しさが挙げられています。

松本城

 3位の犬山城は、室町時代の1537年(天文6年)に建てられ、現在は天守のみが現存していますが、天守は現存する日本最古の様式となっています。

 木曽川沿いの小高い山の上に建てられた天守閣からの眺めはまさに絶景。築城当時の木材が多く残されている点も犬山城ならでは。山の上にちんまりと鎮座している様子が遠目で見ると可愛らしい点も人気のポイントです。

 犬山城推しの城ファンからは、「天守はあまり大きく無いものの、どこかカッコ良く、でも可愛さもある2つの表情を持っている」などのコメントが寄せられています。

 TOP10には、2016年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の名前も。現在修復が進められていて、2019年秋から復旧工事のない日曜日・祝日限定で一部公開も始まりました。

 桜の名所でもあり、お花見とあわせて復旧途中の熊本城を見るのを楽しみにしていた人も多いと思われますが、残念ながら新型コロナ感染症対策で、2020年3月1日(日)から特別公開は中止されています。

[工藤ひろえ]