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「日本の城」ランキングを阪急交通社が発表! TOP3は姫路城、竹田城、松本城。本丸御殿が全面公開された名古屋城がひこにゃんの彦根城を抜いて4位に

[2019/4/23 19:29]

 優美な城郭建築、四季折々の姿を見せる風景、波乱の歴史など、多くの魅力を持つ日本の城の人気は衰え知らず。

 訪日外国人が訪れる観光スポットとしても人気です。また、ARやVRなど最先端の技術を使った案内も実施されるなど、時代とともに形を変えながら日本の城ブームは続いています。

 日本に数ある名城のうち、どの城が人気なのでしょうか。阪急交通社が、最近1年間の自社サイト検索数から、城の人気ランキングを発表しました。

不動の1位、姫路城(兵庫県)

 阪急交通社サイトで検索された「日本の城」の検索数ランキングは以下の通り。



<「日本の城」検索数ランキング>

1位:姫路城(兵庫県)

2位:竹田城(兵庫県)

3位:松本城(長野県)

4位:名古屋城(愛知県)

5位:彦根城(滋賀県)

6位:五稜郭(北海道)

7位:松江城(島根県)

8位:大阪城(おおさかじょう)<大阪府>

9位:弘前城(ひろさきじょう)<青森県>

10位:犬山城(いぬやまじょう)<愛知県>


 1位から3位までは、2017年の検索数をもとにした前回調査と変わらず、1位:姫路城、2位:竹田城、3位:松本城の順となりました。

 前回ランク外だった松江城、犬山城が10位以内にランクインし、名古屋城は前回から6つランクアップしています。

 1位の姫路城は、日本初の世界遺産であり、国宝や重要文化財にも指定されている日本の至宝。シラサギが羽を広げたような優美な姿から、「白鷺城(しらさぎじょう)」という愛称でも呼ばれています。

 城のある風景を楽しむだけでなく、地下1階、地上6階ある大天守の中に入って、展示物からお城の歴史を学んだり、お城の最上階からの眺めを楽しむことができたりと見どころ満載。日没後から午前0時まで毎日ライトアップされていますので、夜間に訪れるのもおすすめです。

「天空の城」と呼ばれる竹田城(兵庫県)

 2位の竹田城は、兵庫県朝来市(あさごし)の古城山(こじょうざん)山頂、標高約353.7mにあります。竹田城と呼ばれますが、実際には約400年前に廃城し、石垣のみが現存する城址となります。

 竹田城の周辺に濃い霧が発生することがあり、雲海に浮かんでいるように見えるため「天空の城」と呼ばれ、そのフォトジェニックな姿から、近年人気が沸騰しています。

白漆喰と黒漆塗の下見板で覆われた美しい外観の松本城(長野県)

 3位にランクインした松本城は、現存する12天守で最古である可能性が出てきたと最近話題になりました。

 松本城の魅力は、白漆喰と黒漆塗の下見板で覆われた外観の美しさ。背景に広がる北アルプスも含めて一見の価値があります。

 松本城に関する様々なクイズが出題される「国宝松本城クイズ」、江戸時代の姿を再現するVRが楽しめる「ストリートミュージアム」など、スマホ向けアプリも提供。城内には兜や忍者の衣装を身に付けた「おもてなし隊」がいて、一緒に記念撮影もできます。

2018年に本丸御殿が全面公開され、人気急上昇の名古屋城(愛知県)

 今回は、徳川家康が天下統一のため最後に築いたと言われている名古屋城がランク急上昇。

 平成30年(2018年)6月から本丸御殿が全面公開され、3代将軍家光が名古屋城に宿泊する際に贅の限りを尽くして建てられたという「上洛殿(じょうらくでん)」も見学することができます。また、名古屋城に隣接するエリアに城下町を再現した商業施設「金シャチ横丁」が新たにオープンし話題を呼んでいます。

 本丸御殿の前面公開で2018年度の入場者数は220万人を突破。過去3番目に多い数字となりました。なお、天守閣は2022年12月まで木造復元工事中で、中に入れません。

[工藤ひろえ]