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AEDがカプセルトイに! 実際の使い方も学べる! バンダイが中身まで忠実に立体化した「ガシャポン ミニチュアAED」を発売~日本光電工業監修。事前にAEDの中身や構造を理解できる

[2020/9/12 12:10]

 バンダイが、医用電子機器メーカーである日本光電工業が開発・製造・販売する「AED(Automated External Defibrillator/自動体外式除細動器)」を忠実に再現したというカプセルトイ「ガシャポン ミニチュアAED」を、2020年9月第2週より順次発売します。全4種で、1回300円(税込)。対象年齢は6歳以上。

本体(ふたを開けた状態)

 「ガシャポン ミニチュアAED」は AEDの普及・啓発に向けた日本光電とバンダイのコラボレーション商品。唯一の国産AEDメーカーである日本光電の監修を受け、形状やパーツ構成を忠実に再現。AEDは日本で2004年から一般市民が使用できるようになり、年々公共の場所への設置台数が増加しています。現在では全国に約60万台が設置され、2018年中に一般市民がAEDを使用した事例は1,254件ありますが、その仕組みについては詳しく知らない人が多い状況です。

 「ガシャポン ミニチュアAED」は、手軽に購入できるガシャポンのメリットを生かしてAEDの仕組みをより多くの人に普及し、緊急時の早急な対応を可能にするために、普段は見ることのできないAEDの中身まで忠実に立体化したとのこと。なお、液晶画面は付かず、音は流れません、また、実際の機能はありません。

 また、AEDは需要や技術の進化に合わせてモデルチェンジをしており、その中から普及率の高い3モデルと、2020年度モデルである「Mobileタイプ」をラインアップしていので、機種ごとの違いを見比べることができます。サイズは全長約30~50mm。

2015年度モデル「普及モデル AED」
2019年度モデル「カラー液晶画面付バイリンガル AED」
2019年度モデル「カラー液晶画面付心電図表示バイリンガル AED」
2020年度モデル「Mobile タイプ AED」

企画・開発者のバンダイ ベンダー事業部 望月一輝氏のコメント

 AEDは人命救助においてとても重要な医療機器ですが、普段なかなか触れる機会がなく、緊急事態時に必要に迫られて初めて使用するということが多いということをよく耳にします。事前にAEDの中身や構造を理解し、どのように操作するかを知ることができる商品があれば、焦らずに人命救助ができると考え、本商品を企画しました。

 実際のAEDを忠実に再現するため、日本光電工業株式会社様にご協力をいただき、開発を行ってまいりました。開発時は電極パッドの調整に苦労しましたがケースへの収まりやすさを配慮したチューブの長さの調整や素材選び、そして電極パッドを収納している袋の素材選定までこだわりつくし、やっと形にすることができました。ぜひ、本商品で遊びながらAEDの使い方を覚えてみてください。

[古川 敦]