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洋服の青山が日本初のAI化したスナックママ「よしこ」を開設! 50時間に及ぶママたちのインタビューで「聞き上手技術」をビックデータ化~時々“聞き下手”なママも出現

[2021/7/11 13:56]

 「洋服の青山」を運営する青山商事が、いつでもどこでも悩みを聞いてくれる日本初、スナックのママたちをAI化したお悩み相談チャットボットサービス「AIチャットボット スナックママ『よしこ』」を洋服の青山公式サイトで、2021年7月7日(水)に無料公開しました。長引く新型コロナウイルスの影響でストレスや仕事の悩みを抱える働く若者をサポートし、ビジネスパーソンとの関係を強化するための新たな取り組みの1つとしています。

よしこ 登場篇

 日本初のAIチャットボットスナックママ「よしこ」は、日本一のスナック街と言われる宮崎県ニシタチのママたちに50時間インタビューし、日本一と言われる聞き上手技術を分析し誕生。「スナックアドバイザー」と、株式会社空色のチャットサービス「WhatYa」が開発協力し、AIチャットボットスナックママ「よしこ」のモデルは、ニシタチで営業するスナック「華酔亭」のママ・茶圓イツ子さんです。

 同社は、消費者の声に向き合い、そこで得られたインサイトから新しい商品やサービスの開発を進めているとのことで、コロナ禍において、特に働く若者がストレスや悩みを感じているという調査結果から、悩みを解放する場をつくりたいという思いで、近年若者の間でも話題の「スナック」のママに着目。オンライン上にスナック「よしこ」をオープンし、いつでも、どこでも相談できる、また成長するAIの「よしこママ」を開発したとしています。

 今回、日々多くの人の話しを聞き、時にはアドバイスをくれる究極の聞き上手であるママたちに合計50時間に及ぶインタビューを実施。悩みに対するママたちのアドバイスを解析、ビックデータ化し、「テクノロジー」と「スナックのママの聞き上手技術」が融合した日本初のAIチャットボット「スナックママ」が誕生。いつでも、どこでも、ママたちの優しさや温かさを感じることができ、悩みが軽くなるような、ホッとして、クスッと笑って元気がもらえるようなAIチャットボットを目指すとのことです。

 AIチャットボット スナックママ「よしこ」は、ユーザーが相談した悩みに対して、AIの「よしこママ」が優しく応えてくれるチャットボット。数名のママたちの対応や会話をもとにデータベースが構築されており、多くのユーザーと会話すればするほどAI「よしこママ」が学習し、リアルなママへと成長します。

入力画面
AI回答例

 「AIよしこママ」には、洋服の青山公式サイト上にオープンする「スナック よしこ」で悩みを相談することができ、サイトのトップは映像で、味のある音楽が流れ始めママと悩みを抱える若手ビジネスパーソンが会話するワンシーンからはじまります。若手ビジネスパーソンの悩みは「仕事を辞めようかな」「上司が任せてくれない」「ビジネス用語がわからない」などランダムに変化し、それに応えるママの反応も変化します。その後、画面に下に現れるチャットボットが現れママに悩みを相談すると、その悩みに対してママが優しく反応してくれます。時々“聞き下手”なママも現れます。

よしこ DX篇
入力画面
AI回答例

「新社会人は大変だからポスター」も公開

 新たにオープンするサイトには、新社会人あるあるポスターも公開されます。社会人デビューとなる新入社員は、ただでさえ色々な悩みを抱えています。

 そんな時に、相談に乗ってくれる上司は、何よりも心強い存在。しかし、外出が制限される現在では、飲みに連れて行ってもらう機会も関係性もつくれないため、新入社員は多くの悩みを抱えながら仕事をしています。「同期の新入社員と全然会ったことがない」、「リモート会議に参加しているだけで一度も発言していない」、そんなコロナ禍に入社した新入社員の悩みを少しでも軽くするために、ぶつけようのない心の声をポスターにして公開されています。

[古川 敦]